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疲れたままの待降節初日

金曜日から日曜日まで疲れた侭だった。金曜日は初めて天井へと連なるオーヴァーハング帯を登った。オーヴァーハングといっても屋根一つと被り気味の庇帯なのだが終了点の庇の下でザイルを掛けることが二回出来なかった。

硬い重いザイルを使っているので、片手でぶら下がりながら、ザイルをカラビナまで上げて、重いカラビナを開けて通すまで片手がもたないのである。体勢を変えて何度やっても出来なかったのである。もちろんザイルが軽くてしなやかで、確保者が上手ならば出来たのだろうが、やはりまだこちらの練習が足りないのである。そのような訳でその後も登り続けたが、久しぶりに果ててしまった。

土曜日には、肉屋でフランス製の上等のテリーヌを見つけたので試しに購入した。クリスマスに向けて、それに合うリースリングやゼクトを開けるためにである。予行演習ということで先日購入したレープホルツ醸造所の2008年産雑色砂岩のSを開けた。試飲したときと同じく塩味も効いていて2008年産の酸の特徴で威風堂々としているので開き切っているのかさらに開くのかがもう一つ分りにくい。ただし、そうした酸の特徴からあまり輪郭がハッキリしないので、崩れだすのが不安である。幸い二日目には酸が際立ってきていることから、まだ一年は大丈夫であろうと思われる。しかし、熟れ切ってしまうのと表裏一体なのが2008年産の特徴で、先に開けたグリューンハウスのアルテレーベなどと共通している。それでもアルコールも12%と十分で、ルーヴァーのものとは酒質の強さは全く比較できない。だから迷わせるので、倍以上する価格のガンツホルンのグランクリュの方が買い易いのである。

日曜日は懲りずに山の上に朝食をとりに出かけた。しっかりと急いで歩くと競歩の辛さがよく分る。直ぐに足に張りを覚えて、二十分で谷の登り口に着く頃には有酸素運動の機転を迎えていた。そこから頂上まで結局45分を掛けたのだが、汗がにじんだ。頂上では風が吹き出してなにやら白いものが舞っていたが、雪ではないだろう。それでも頂上は寒く、ハイカーやマウンテンバイカーは見かけなかった。下りは寒かったので、思わず走り出して仕舞って、二十一分ほどで着いてしまった。途中ジープと競争になって、運転の親仁に車と同じぐらい早いねと言われたが、登りを同じように早くするのは結構厳しそうである。

足のけりとは異なる筋力や腹筋を酷使しているようでかなり疲れた。腰の調子は悪くなっていないので、腰に負担を掛けない胴の筋力がついてきたのかもしれない。クレッターシュに穴が開いてしまっているのを金曜日に見つけた。糸と針で縫いつけたが、皮が薄くなっていて、ボンドで塞いだがもう駄目であろう。一年も経たずに壊れてしまった。二種類の靴を使い分けていても、やはり長い距離を登ると直ぐに駄目になってしまう。もう一足新しいものが欲しいのだが、室内で使っても勿体無いので、先ずは同じ靴をネットで注文しようかと思っている。来る週からは週に二回体制で励んで、年末年始には最初のピークをもって来ようかと目論んでいる。

11月中に歩くスキー靴を調達出来なかったので、年末年始のスキーツアーは辞退した。金も無ければ、時間も無いと、全くの二重苦では豪快な年末年始は迎えられない。それでもこつこつと地道に、先を見据えていくしかなさそうである。来年のイースターの計画は決まったが、さてそれまでどれだけのことが出来るだろうか。



参照:
七級庇越えの筋肉痛解し 2011-11-20 | 生活
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦
辺境の伝統の塩味ピーマン 2009-05-26 | 試飲百景
切れが良いSクラスのはなし 2011-11-24 | 試飲百景
嬉しい誤算と定めた予定 2011-10-22 | 生活
by pfaelzerwein | 2011-11-28 06:49 | 生活 | Trackback
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