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上を向いて歩こうよ

記録的な寒さとはいかないが、外を少し歩くだけで寒い。耳あてかバンダナが欲しくなる。室内にいると陽射しの下で気持ちよいのだが、夜になって部屋着に着替えるとガウンを羽織ってもベットの入らずにはいられない。

夕食に350グラム以上のロースステーキを平らげて、1998年のポイヤックのメドックを飲んだがまだ足りない。酸の強い樽を使わない瓶熟成のメドックの新鮮さが冷たく感じるほどである。手が悴む。体力は十二分にある筈なのだが、生まれてはじめて寒さが堪えている。まるで厳寒のスキー場の駐車場にいるような感覚である。

日本の景気も上向いてきているようで、復興経済が需要が本格的に軌道に乗ってくると完全に成長過程に進んでくるのだろう。兎に角、世界一多い休日などを減らして働くに限るのである。経済成長が進めば自然増税となって税制に余裕が生まれてくる。なるほど一挙に消費税を上げて財政赤字を一挙に解決とはいかないだろうが、財政健全化に良い機会なのかもしれない。総選挙があるというので、自然増税と財政の健全化で一挙にダイナミックな政権運営となるのだろうか?

先日の独日修交記念の展覧会を一緒に観覧した日本学を学んだお嬢さんのいるご両親と話していて、銀行員の奥さんである母親が漏らした感想が興味深かった。彼女は小学校の先生で、戦後のアデナウワー時代の教育受けている筈だ。しかし彼女が言うには展覧会を見るまで、三国同盟を知らなかったというのだ。つまり学校の教育指針にそれが入っていなかったというのである。若い世代のそれこそ娘さん世代などに質問してみなければ分らないが、一体どれぐらいのドイツ人がそれを知っているのか、知らないのか、興味を持つようになった。少なくと職人などを含めて、それを語る人は少なくなく、こうした教育者がいたことに驚いた。

昨年から、脱原発の独伊日の三国同盟というのが言われるようになったのだと教えてあげた。イタリア人でそれを知らない人にあったことは無いのだが、もしかすると1950年代のドイツの教育というのは可也偏向していたのかも知れないと感じるようになった。もちろん三国同盟などは重要な近代史ではないが、一体ナチスドイツは完全に孤立して連合軍と戦っていたというのだろうか?



参照:
創造する首が無ければ 2012-01-31 | 文化一般
2人の振り見て我が振り直せ 2011-11-04 | マスメディア批評
天候不順の自立神経失調 2011-08-16 | 生活
あとの祭りにならないように 2011-07-03 | アウトドーア・環境
バルコンでPCで寛いだ午後 2010-08-02 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2012-02-03 20:09 | 生活 | Trackback
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