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アストロとヘリウムの差異

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注文したカラビナ二種が届いた。ネットショッピングの問題点は手にとって見なければ分らないことがあることで、クーリングオフがその場合は有効だ。

しかし、ある程度は予想していていたことを確かめるだけのこともあり、返品までにいかないこともある。先ずは軽量化と高品質化を兼ねて、ワイルドカントリー社の軽量カラビナエクスプレスセットを注文した。現在使用しているものと比較して、カラビナ二つ1セットで62Gなので、30Gほど軽い。つまり3セットで90G軽くなる。つまりもう一つ購入したHMSカラビナを足してもまだ軽くなるのだ。

HMSとはハールプマストジッヒャールングの略で、これは幾つあっても重くなるだけで邪魔になることは無い万能カラビナなのである。使用中の軽量のマンムートカラビナと同じシリーズであるが、軽量のものとは異なって、大振りなので大変使いやすそうである。因みに色はバサルトつまり玄武岩色となっている。スクリューの安全環もとても良いもので回し難く感じた事がない、流石にメードインスイッツャーランドの品質である。

さて肝心のワイルドカウントリーの「アストロ」であるが、以前にも人が使っているのを握った記憶がある。そのときも小ぶりで握り難いと感じたのだが、数年前はカラビナを結構握ってしまうことが多かったことを今更ながら思い出した。しかし、今回の購入の目的も支点に掛け易く、軽量化であるからその点は全く問題がない。あるとすれば後続者がこれを握ろうとしたときに少し掴みにくくてがっかりすることぐらいだろうか。

あまり評判の良くない製品であるが、従来から使っている少し大振りの「ヘリウム」と比較すると、明らかにその差異は大きさだけでなく形状にも表れている。開口の鼻先のフックが中に隠されている「ヘリウム」は最高品質であることは明らかで、微妙なバランスを取りながらハーケンにカラビナを掛けるのが容易となる。しかしその一つ辺りの重量34Gに対して「アストロ」は28Gと重量差は6Gほどであるが、それを二つペアーにして数を重ねるとやはりそれなりの長短所はあるのだ。要するにカラビナを握ることなく所謂レッドポイントで困難度6級以上の所を登るとすると、この二種類のカラビナの使い方は明らかに異なるのである。

ヘリウムは欧州製、アストロは台湾製、価格も倍ほど異なる。そして以前から移動用中間支点用に使っているキャムプ社の「ナノセット」とは異なり通常の中間支点に使えるのだ。注文したシルヴァーとレッドの組み合わせでなくシルヴァーのペアーを受け取ったが公称よりも3Gも軽くセットで62Gとなっている。


写真:左から、ナノセット、ヘリウム、アストロ、マアムートHMSカラビナ。



参照:
限りある本当に熱い日々 2009-07-03 | 生活
価値あるダイエット効果 2009-07-02 | 女
四半世紀ぶりの買い替え 2006-06-03 | テクニック
by pfaelzerwein | 2012-06-01 23:04 | 雑感 | Trackback
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