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登り納めの謝肉祭

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アルパイン協会のノイシュタット支部の登り納め会があった。前日の雨にも拘らず参加者は十一人で食事だけに眼鏡親方が駆けつけた。

南プファルツの奇岩地帯の独立峰で最も背が高いアッセルシュタインを登った。二種類のルートであったが、参加の面々を考えると上出来であろう。

予定していた何人かの顔が見えなくて残念であったが、新たな女性が加わって、その登りを見せて貰った。可也ドロミテ等での経験はあるようだが、気になったのは落ち着かない登り方で、その程度のところならダイナミックに登っていくのだろうが、さて難度が上がるとどうだろう。恐らく、不安と恐怖心を振り払うためにダッシュしているようで、よく独り立ちした女性にありがちな「男顔負け」と呼ばれるタイプに近い印象を持った。今後も一緒になる機会が多いだろうからその辺りも分るだろう。兎に角、それほど小柄ではないのに必要の無いダイナミックな登りをするようではその実力は限られる。

自分自身は一箇所だけ後続のための中間支点を正しく設置しなかったのが只唯一のしくじりであったが、二人を同時に引き上げる任務は十分に果たせた。特に頂上のオヴァーハングはそれなりに楽しめた。昨年の同じ頃ヴェテランを引き連れて登ったときとは一部の登路が異なるものの古典的なルートを堪能したとも言える。何よりも技術的にも安定度が大分異なり、メリハリの利いた登り方が出来たと満足している。

頂上からの懸垂下降は60Mほどを一気に降りるもので、その降り口が面倒であるので、いつも待ち時間がある。それでも30分ぐらいで降りれただろうか。腹を空かしてのに豚の謝肉祭の食事は月曜日のいつものとはまた異なってとてもほろほろで素晴らしかった。身体を温めてアルコールが回る頃には陽が強く射してきたが、同行者も帰宅するようなので我慢してワイン街道へと戻ってきた。まだまだ非公式な秋のクライミングは続きそうだ。



参照:
殆ど陽が射さない一日 2012-10-13 | 暦
ドイツの祝日にフランスで 2012-10-04 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2012-10-14 18:54 | | Trackback
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