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誤魔化し続けた垂れ流し

テプコが漸く海洋流出を認めた。安倍政権が圧勝したのを受けて潮時と考えたのだろう。その通り喜んで騙されているのは情報音痴非知識層だけである。水位の高いところから地下水として流れれば、どのような技術を使っても食い止めることは不可能なのである。廃炉が出来るわけでもなく、燃料を取り除かない限り、未来永劫流れ続けるのだ ― それが水棺と呼ばれるもので、チェルノブイリよりも遥かに収束が困難であろう。

福島だけではない、近隣の貝海藻類から小魚、大きな魚への汚染は年々凝縮していく。もはや日本の漁業の多くは再生できないであろう。今こそ環境保護グループが本腰を入れて追求していかないことにはなにも好転しない。

日本人はテプコのような企業の存続を許しただけで全てを失うことになる。事故直後の臨時ニュースで全てのドイツの専門家はこの地下水の汚染について最も危惧していた。そのようなことはNHKに限らず誰でも分かっていたのである。しかしそのような本質には敢えて触れずに誤魔化した報道ばかりを垂れ流し続けているのである。



参照:
汲みつくせない放射能 2011-05-18 | アウトドーア・環境
引き継がれるとても重い遺産 2011-09-14 | マスメディア批評
長谷川ういこ照会番組 2013-07-13 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2013-07-22 21:27 | マスメディア批評 | Trackback
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