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冬至過ぎてクリスマス休み

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土曜日の午後、買い物帰りに森を彷徨った。ボルダーの状態などを見るためである。地面などは湿っていたが一部は十分に使える状態であった。冬至は過ぎた、クリスマスも終われば、陽も長くなり、寒くはなっても雰囲気は、春に一歩一歩近づく。

何カ所か試しているうちに右手の薬指の付け根にマメが出来そうになった。あれほど室内で登っていても、当たるところが違うのだろうか。それでも自然の雑食砂岩に対していると、来るシーズンで何が出来てできないのかが現実的に感じられるようになる。またその苦労や真剣さを考えると、室内での練習は気楽なものである。

それでも何カ所かものになりそうなところを見つけた。一カ所はホーヘプラッテと称し6bとなっていて、補助者がいれば何とかなりそうだ。キーは、手の持ち替えだろう。右手のアンダーグリップから立ち上がり、その左手での手掛かりまで行った。そこで、右手に持ち替えることが出来れば、左手は大きな手掛かりである。チョークが無くても荷重方向によって可能かもしれない。

木曜日にシーズン第17日目を登った。パートナーの関係から反復練習である。丁度うまい具合に、屋根職人親仁が先日間違えて登った場所をやってくれたので、それに続いた。親仁としては初めて完登出来たようだが、問題の後ろへザイルを掛けるところを上手く熟していた。しかしその上では、力尽きたのかなんでも掴んでいた。いざ登ってみると、それを目指して掛けるには庇の下の脚でバランスを取る必要があったが、十分に届く範囲で問題なく、更に驚いたのは少し影勝ちになっていたので色目が分からなかった上部の大きな手掛かりを前回は全く使っていなかったのが発覚した。これならば全く問題なかった。しかしその部分で右手の手首を痛めたようだった。捩じったのだろう。

金曜日18日目は、BASFの労働者教育係の「農民」が来たので、彼に合わせて登った。今夏のドロミテでもその実力を見せて貰った我々の仲間で最も安定感のあるクライマーである。しかし六級以上は挑戦しない。それでもレッドポイントでリードすることに拘るのである。殆どすべて付き合って、一つ難しいものをやると、三人で二時間半終了していて、こちらも精魂尽きた。矢張り決して甘く見ることのできない本場向けの実力である。あれだけ登れるのであるから、上も挑戦できるのだがそれをしないのが全く安定した彼の能力である。こちらも粘りよく彼に付き合える実力がついたのである。彼に付き合った後で、5.10をレッドポイントで熟せるぐらいになれば、もはや我がゴール地点に近い。要するにビッグウォールの終盤で5.10を確実に熟せる実力さえあれば大抵は登れるのだ。しかしそれは長いトレーニングでしか身に付かないのである。

眼鏡が合っていないので肩が凝る。ここ暫くの体調は悪く、風邪気味なのか鼻の調子がなかなか治らず、漸く鼻水が止まった位である。十日以上は悪かった。それに腰や筋肉痛などが一挙に出た。クリスマス休暇で暫く休めれるとよいだろうか。



参照:
ボルダーの素晴らしい環境 2013-10-07 | アウトドーア・環境
清々しい冬の風に吹かれて 2013-10-18 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2013-12-22 17:06 | 生活 | Trackback
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