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必要に迫られての改革

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再生可能エネルギーへの徴収とそれによる振興政策は、殆ど技術的な革新に貢献していない。このような結果が国会諮問機関から出された。四月に改正、八月からの発効に向けたメルケル首相には耳障りな諮問結果となったとある。多くの金が徴収されていたが、その殆どは技術的革新ではなくて、市場強化へと使われていたということで、政策の表向きの潔さとその実際は大分違うということである。

なんといっても、ドイツ連邦共和国はゼロの日本とは異なって、多くの電気を原子力発電に頼っているぐらいであるから、まだまだである。経済的に無意味な助成は、EU内での助成への圧力以上に、経済への悪影響を与え続けることになる。産業技術の進展も必要に迫られてと言うことであろうから、先ずは原子力を停めてしまうことが効率的に違いない。

先日、アーモンドの開花を撮影に行ったときに、その背景に風力発電とフィリップスブルクの原発を見た。改めて自宅からの距離を測ってみると原子炉まで28KMもないことが分かった。要するに30KM圏内であるが、20KM圏内ではない。その同心円距離は重要ではないことは分かっているが、どのような風向きにしても、福一のあのような爆発を二回もこの距離で見たなら二度とこの土地に戻ることは無いに違いない。日本の場合は地形が複雑なために直線距離で見ていないと分からないが、30KMなどは手が届きそうな距離で一寸した風向きで全てが舞い落ちてくる距離なのである。特に地形が複雑であればより複雑な極地気象があって、その死の灰の舞い落ち方は全く計算できない。



参照:
原発の水蒸気塔の見える町 2011-04-09 | アウトドーア・環境
うちの原発と蕾の加齢 2012-03-17 | 雑感
我が市のエネルギーミックス 2013-02-17 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2014-03-04 21:29 | アウトドーア・環境 | Trackback
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