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不可能が可能になるのは

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FAZ新聞には安倍政権が分岐点に来ているとあった。アベノミックスで支持を保ち続けたが、経済そっちのけで自らの執念のようなものの拘り軍事色を強く出したことから国民に嫌われ始めたと言うのだ。そこで再び構造改革を柱とした経済政策に向かわざるを得なくなったと言う情勢分析で、さもなくば国際的な投資が手を引くことになるとある。実際にはあれだけ強引な円安誘導の政策をして、輸出は僅か2%としか伸びていないとある。予想通りだ。

パン屋は来週から二週間夏休みになる。その前に思う存分夏の朝食を楽しんでおきたい。水曜日には久しぶりに沢沿いの道を取水場所まで駈けた。往路13分2093歩は流した割には普通で、車まで戻ってきても27分も掛かっていなかった。これならばいつも奥まで走っても良いかなと思うようになってきた。

車のラディオはロシアの右傾化振りの状況を専門家が伝えていた。あれだけの民間航空撃墜の事故があってもロシアの国民から強い批判が沸き起こってこない社会的背景の解説であった。その一つにロシア正教会の影響があって、西欧的な個人主義を警戒することから、人権やその他にも一定の制限が付くいうものであった。それは西欧のカトリックなどを見れば、如何に個人主義的な自立が為されるところでは教会の影響が激減していくことから見れば十分に納得できるのものだ。

水曜・木曜とボールダーに戻って練習した。幾つかの課題を並行して試している。その中で久しぶりに、恐らくクラッシュパッドを購入して二三度試して以降時間をおいていた庇の課題に木曜日に再訪した。前日の雨にも関係なく下腕の疲れにも影響しないところだからだ。車から近いこともあって久しぶりにクラッシュパッド持ち出して、その庇の下に座るとやはりいい気持ちだ。陽射しはまだ強めで涼しくは無いがワイン街道よりは摂氏三度ほど低いだけでも違う。

そして徐に始める。最近試みている部分的に別けて解決して最終的に繋げる方法を取る事にする。最初の座った姿勢から左へと足が庇に掛かるまではそれほど問題は無かった。春に比べると腹筋が付いてきたのか、足を上げる動作が大分すんなりと出来るよいうになってきている。外気温も25度ほどなので身体も柔軟に動く。

そして核心部を先ずは手掛かりを定めて試す。意外に難しいのは最初の手掛かりの移動部分で滑りそうで怖い。そこで確りとしたにクラッシュパッドを持ってくる。それでも中々うまく行かないので、より左の繋がりを試してみる。ここは手掛かりが確りしているので足を上げるのは容易だが、その時点では足を右へと掛けている。つまりその途中で足を左から右へと移す動作のために確りとした手掛かりの場所を定める。両手でぶら下れれば何とか足の掛け直しは可能のようだ。

その次の左へと少し上がり気味の手掛かりを掴むのが足の蹴りを含めて厄介だ。そして最終の手掛かりまで身体を伸ばす感じがもうひとつ分らない。最後の乗り越しは上部の角に手が掛かれば乗り越しは全く問題なかった。VIDEOで調べると明らかに恐らく医者の博士親仁よりも私の方が乗り越しは遥かに上手だ。しかしその角の手がかりまでが遠いのだ。他の写真を観ると途中に手掛かりがありそうだが、それがないと腕の長さの分私には厳しいかもしれない。

さて、最初に戻って角から始める。VIDEOとは違って足を落ちると怖いが左足を嵌め込んでいる右足の向こうに更に添えると手の加重が大分減った。これで余裕を持って手掛かりを一番良い場所に置けた。そして続いて、驚くことに足の左から右への架け替えまで出来てしまった。冬の間は到底不可能と思っていた部分である ― 通常の登攀から最も縁遠く、異なった筋力や動きが必要とされるという意味において、そして勿論オヴァーハング克服には不可欠な動きだ。これは久しぶりに嬉しかった。要するに半分までは出来ると言うことだ。その後の課題もこなせそうで、最後の角に手が届くことが分れば、完登まで時間の問題だろう。

クラッシュパッドを購入する時点ではこうしたものを克服することが目標だった訳だが、それが実現しそうで、達成のときはとても自信がつくと思う。兎に角、数ヶ月前には不可能と思われていたことが可能になるというだけで素晴らしいことではないか。



参照:
Bouldern in der Haardt, Pfalz - Ravioli Explosion 6b (YouTube)
疲労困憊の継続性 2014-05-30 | 雑感
関節技のアナアブの地獄 2014-05-26 | アウトドーア・環境
我慢の軟着陸の連続 2014-05-25 | アウトドーア・環境あべn
by pfaelzerwein | 2014-08-08 18:49 | アウトドーア・環境 | Trackback
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