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ライフスタイルの充足感

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上半身が怠い。特に腕回りだ。走るときの腕ふりの疲れであろう。日曜日は帰って来てから朝食にして、昼食には牛肉を食した。ローストビーフ用の肉しかなかったので、それをオーヴンで焼いてステーキ代わりにした。価格の割には牛肉とボルドーを楽しんだことになる。ここ暫く二本ほどメドックを開けたのだが、その寿命は大したものだと思うが、酔い心地とかその質とかではやはりドイツのリースリングに敵わない。上の食事でも上手にリースリングを合わせた方が良かったかもしれない。何故ならば今回はマスタードではなく、ホースラディシュを薬味にしたからだ。牛肉にリースリングを合わせるのはそれほど難しくないだろう。

夜中にヒーターを全閉にするようになってから明らかに睡眠が深くなっているようだ。明け方におかしな夢を見ることも多いが、滑稽でハッピーな夢を見ることも多くなったかもしれない。以前は一度全閉にしてしまうと、ガス抜きなどの影響からなかなか暖まり難かったのだがそれが無くなってから、起床早々捻ると暖まるようになっているからだ。医学的に冷却睡眠の効果は証明されていることであり、風邪をひかないような方法を講ずれば全く問題がないばかりか、健康に良いのだ。

天候は一向に冴えないが、ここにきて急に雰囲気が待降節の晴れやかさに変わりつつある。この時期の中欧は死の11月を耐えた者にとっては春と比較しても素晴らしいシーズンなのかもしれない。都合がつくかどうかは分からないが、ミュンヘンのオペラの券を予約しておいた。立見席なので行けなくても11ユーロほどなのでそれほど問題とならない。インスブルックに立ち寄る帰りに寄れるかどうか、先方にも打診してみなければいけない。

日本には厳しい11月もなかったが、待降節もなかった。冬に中欧を訪れた日本人が「皆、襤褸を纏っているようで、どうしようもない」とか聞いていた。反対にロンドンに住んでいた人は、「クリスマス頃の素晴らしさ」語っていた。今になって思えば、その期間に関わらず旅行者にとってはこの感覚が得られないことは分かる。

DHLの荷物は、通常は郵便配達の親爺さんが届ける。しかし、ここ暫くは完全に別の顔を知らない別のものが小荷物を届ける。明らかに物量が増えているからだろう。去年までは二度ほどの配達があったのは知っているが、今年ほど明白に役割分担が無かった筈だ。個人で郵便物として送った小荷物はどのようにして届くか、様子を見てみよう。

全巻YOUTUBEでDLした「男はつらいよ」の冬ものは、いつも正月の新春ムードが最後を飾る。映画館で一人で過ごす人たちのために制作されていたと聞くが、そこにあるのは郷愁であったり、新春への希望であるかもしれない。そこになんらかの自身のライフスタイルへの確認や喜びがあるだろうか?生活感や人生観の問題であるかもしれない。そうした生活への自足感や余裕がないとはじまらない。それは決して経済的な余裕とは限らないのである。



参照:
ありのままのワインの年月 2014-12-01 | ワイン
心躍らされるお知らせ 2014-09-23 | 雑感
by pfaelzerwein | 2014-12-01 23:34 | | Trackback
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