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花冷えにPWRの白い天蓋

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久しぶりにワイン地所を散策した。一時間ほど歩いたか。パンを取りに行ってもそこからいつもの森を走るだけの動機付けはなかった。カメラで何かを写すことにしたからだ。葉アーモンドになった花などを写しながら、初めて綺麗に加圧水型原子炉PWRの二号機の丸い原子炉格納ドームを捉らえた。連邦共和国で最後まで稼動する原子炉である。左側の二本の煙突の低い方の横に廃炉となった一号機の沸騰水型BWRの建屋らしきが写っている。フクシマの後六日後の17日に止められて廃炉となった。しかし二号機は四年ほど動き続ける。

先日ラディオで廃炉事業の具体的な方策が話題となっていて、連邦共和国の廃炉技術推進のカールツルーヘの教授が電話で出演していた。それによると最大の問題は、原子力発電所のプラントが廃炉を考えて構築されていないので、ばらす場所が無いということだ。プラントの建築などに詳しい人はその意味がすぐに分かるのではなかろうか。それでも技術的な合理化を進めて、安全な方法で大体十年ほどで完了するという。そこで日本で囁かれている廃炉事業には最初から水増しがあるのではないかと感じた。連邦共和国の二三倍の時間を計算しているというからこれはただの技術的未熟の問題ではないだろう。

ここにきてまた気温が下がって寒い。折角雨が上がって、太陽が照ったが、腰に張りがあり、走りに出かけるのを取り止めた。寒の戻りの身体を痛めそうだったからだ。復活祭にはスキー場でも雪が降ることが多い。今年もそうなっただろう。そうした暑さ寒さも復活祭までである。ここまでじっくりと身体を温めてきたのだからここで無理をして壊したくないのである。復活祭日曜日まではぐずぐずした肌寒い日が続きそうだが、その後は晴天となって暖かくなるようだ。



参照:
ライン中州の冷却水の恐怖 2015-01-22 | アウトドーア・環境
うちの原発と蕾の加齢 2012-03-17 | 雑感
by pfaelzerwein | 2015-04-04 01:14 | | Trackback
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