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新品を使ったスキーツアー

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今回のツアーの中で幾つかの新品の道具を使った。その一つがK2WAYBACKスキーのソールに着ける専用シールである。最初の駐車場からの登りでは時間が無かったので、手の空いている者に準備をして貰った。両脚とも同じところで同じように接着面についている仮のカヴァーが引き千切れていた。破れたという。そのようなものかどうかは分からない。保存用のカヴァーはあるのだが、それは道中には使わないようになっている。何故かは分からない。

なによりもおかしく感じたのは、シールが前に滑らないことである。前方には十分に滑って貰わないと、足が前に出ないので歩幅が極端に狭くなる。そもそも登り出しで、靴を滑降用にしていたので最初から足が疲れた。一時間以上してから初めて緩めて、足首が曲がるようになった。

肝心の滑りの悪さは今回のツアーの中では殆ど続いていて、僅かにましな感じがあったのは風に吹かれたパウダスノーの薄く乗っている場所だけだった。それ以外ではブレーキが掛かる感じで調子が悪かった。何回か使うとマシになることを期待する。

実際に批評を読むと、粉雪や重い雪、残雪などには素晴らしいらしいが、抵抗の多い雪面ではそのように肯定的な評価に繋がっていくのだろうかどうか、もう少し使ってみないと評価は下せない。考えられるのは、締め具を含めてとても軽いので、自重だけではなかなか前に進まないのかもしれない。足を前に振る勢いが今まで以上に必要になるのか?

デュナフィットの締め具に関しては、このシールの滑り難さからそれほどの優位性までは感じられなかった。勿論メカニックのモーメントが小さく、とても軽く邪魔にならないのだが、前に滑ってくれないとあまり快適さは考えられなかった。但し、折り返しの場合などはあまりに軽すぎるぐらいの感じで、また板も短いことからとても気楽に折り返しが出来る。

今後、スピード滑走なども試しながら、結論を出すしかないだろう。意外に問題を感じなかったのは滑降での性能で、殆ど違和感はなかった。一度だけ深みに落ち込んで板を外したがその挙動も悪くはなかった。

但し慣れていないと、装着は細かなピンと靴の穴を合わせないといけないので細かな作業となる。その一方で慣れれば綺麗に容易に装着できるようになる可能性も高い。問題は、短い距離をシールを着けて滑り降りる時に、態々板を外さなければいけないことだろう。今回も一度だけあった。

なによりも軽さは嬉しいが、リュックサックを担いでいるとどうしてもその軽さの恩恵は感じ難くなる。また、シーズン最初故に中々足に靴が合わなかったが、右足の踵の内側に水ぶくれが出来たのには驚いた。理由は分からない。

板に関しては、今回は十分に滑り切れていなかったので、最終評価には遠い。少なくとも登りには文句のつけようがないが、登りだけなら先端が狭い方が抵抗が少なそうだ。なにも太いスキーは要らない。但し、その長さから直線安定性を犠牲にしていることでは、既に紹介したとおりである。



参照:
塚原サルト崩れの謝肉祭 2016-02-10 | 暦
初めてのスキンを装着 2016-02-01 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2016-02-11 22:28 | アウトドーア・環境 | Trackback
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