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花崗岩の標高700mの風

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夏日和が続いていて、快適な五月よりは陽射しが強く感じられる。お蔭でフライブルクでのレートナイトコンサートの前にザイルを垂らすことが出来た。結局十分な時間はなくて、前回の視察に続いて、若干登っただけだが6級プラスは触れたので良かった。

久しぶりで、自己確保の態勢などもあまりにも心もとなく、木曜日からの疲れもありお茶を濁しただけとなったが、ここはついでさえあれば通える岩場だと感じた。花崗岩の質も丁度手頃でそれほど粒子が大きくないので指が痛い思いすることも少なく、チョークが役立ちそうだ。

流石の晴天の土曜日の午後となると賑わっていた。一組先着さんが居て、そのあとに二組ぐらいが来ていて賑わっていた。技術的困難度もまあまあ揃っているので子供連れから開拓に近い人までが来ていた。それでも山道を標高700mまで登ってこないといけないのと、そもそもこの町がシュヴァルツヴァルトの峰の中に位置するので地元の人ばかりのようだ。

前回訪れたのが2014年秋で、記憶も十分に鮮明ではなかったが、間違えずにグリル場がある駐車場まで問題なく辿りりつけた。時間的にも二時間掛からないのだが、そこから少し歩かなければいけないので、夏場は南向きであるから汗を掻く。その分岩場も風もあり乾きが早い、そしてバーデンバーデンの岩質のように熱がこもらないいのもよい。

夜のコンサートまでには時間があるが、出来れば友人のレストランで早めに一杯ひっかけてと思っていたが、16時に飲み始めるのは難しそうだった。急いで駐車場に戻るがこれが結構長い。登りは、破れたパタゴニアのリュックサックを直して担いでいるととても軽快で良かったのだが、降りとなると気温も高くなっていてやや汗ばんだ。

そのまま車に乗り、友人のところまで峠を越えて降りて行った。誕生日のパーティーが入っていて一杯だった。アルコール飲料を諦めてアルコールフリーのビールで喉を潤す。熱気が静まったところで、洗顔をして着替える。比較的乾燥しているので夏のように蒸さないので気持ちはよいのだが、広い谷の中の湿り気も感じる ― この点ワイン街道は空気が軽い。

17時も過ぎて徐々に夕餉の時刻となり、マスを注文する。塩胡椒を掛けなければいけないほどに味が抑えられているのは、調理のフランクが太ったコックではないからだ。若干の問題点もあるが自身認識していることばかりだろうから批判はしなかった。批判と言えば、食堂への入り口の床が高くなっていて、皆が躓く、私なども二度も躓いた。以前の床の上にフローティングしたのだろうか。

水を一瓶貰ったのだが、スリークオーターということだったが0.7Lとしか書いて無くてそれを指摘すると驚いていた。業者がいつの間にかインフレ価格としていたのだろう。まるで昔のモーゼルワインのセコイ商売のようだ。

最後にシュヴァルツヴェルターサクランボケーキを注文すると。親爺がたっぷりとそこにキリュッシュヴァサーを掛けていたようだ。何か時間が掛かっておかしいと思っていた。アルコール抜きの筈が結構な量のシュナップスを口にして、通い慣れたフライブルクに向かった。



参照:
黒い森の花崗岩を吟味 2014-10-07 | アウトドーア・環境
持続可能な環境の誕生会 2014-10-11 | アウトドーア・環境
体が焼けそうな花崗岩 2014-10-20 | アウトドーア・環境
初めてで破れたリュック 2015-10-16 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2016-05-08 18:21 | アウトドーア・環境 | Trackback
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