人気ブログランキング | 話題のタグを見る

朝食パンのかたさ加減

朝食パンのかたさ加減_d0127795_19335872.jpg
パリ風棒棒鶏を今回は見つけた鶏のフィレで作った。棒よりは太めであるが味は悪くはない。胸肉自体がただでさえ鶏の飼料ホルモンが問題になるところに、更にホルモン含有量が多いようで健康に良くない。男性でも乳癌の可能性が高まる。食の健康とか言われるが、健康な食材はないとしても不健康な食材は多く存在する。これなどはその典型である。

ここ数年は週に一回ほど鶏を食する生活が続いている。理由は豚の脂を避けて、筋力を強化しようとするダイエット効果を狙ったからであるが、鶏の調理しやすく価格が安い物となるとどうしても胸肉になるのである。これが不健康なのである。だから若干高くなるフィレを狙ったのである。確かに料理にはとても使い易い。

最近試した食材では赤大根が良かった。大根が季節外れであり高値安定しているので、これが束になっていてお得だった。酢漬けは良かったのだが、もう一つ味のアクセントに掛けていた。鷹の爪は入れたのだが効いていなかった。新鮮なものを入れればよかったのか、何が欠けていたのかは分からない。葉っぱの方の佃煮は予想以上に良い味になっていてあまり塩辛くはなかった。リオハの赤ワインが効いていたのだろうか?味噌汁は味噌を入れ過ぎて塩辛かった。普段作っていないと加減が分からない。

試験中なのは牛蒡の味噌漬けである。最初に試した時には日にちが短かったのか色が上手く出ていなかった。下ごしらえに軽く茹でていたので早く漬かったのだ。歯脆く、いい味なのだが、ヤマゴボウ漬けのように中まで色がついてという感じではない。やはり浅漬けではあの感じは難しいのだろう。何とか事件の冤罪ではないが、味噌の樽の中にどれほど漬け込んでおくどれぐらい芯まで着色するのか。八百屋で売っている牛蒡は細く、価格も安いので喜んで購入し始めたが、二本の皮を剥いて準備してほんの少しの味噌浸けしかできない。味噌を有効利用するためにも、毎週のように次から次へと漬け込んでいかないといけないのかもしれない。

食事にはハールトのオルツリースリングが素晴らしい。あの落ち着いたミネラルと丁度熟れ始めた2014年産の旨みと繊細が、ビュルガーガルテンの最初の時を想起させる。そのようなワインであるから、パリ風もワイン街道風に巧くアレンジしてくれる。シャンパーニュの軽やかさとは反対の繊細な落ち着きである。流石にフランスでも学んだ醸造親方だけのことがある繊細だ。

もう一本はドムデカナイの2014年物である。これも2014年の良さと木樽醸造が功を奏していて、とても満足だ。2015年とは異なり、やはり暑い夏のリースリングは駄目であることを2014年が証明している。リースリングは繊細さが命である。

それにしても朝のシャワーが気持ちが良い。シャワーのノズルの相違だけでもこれだけ感覚が異なるものだろうかと思う。レインモードにしても、それが均等に気持ち良く、優しく肌にあたるのだ。勿論新しいので石灰が詰まっていないから均等である。それ以上に穴の形状や水の出方が制御されているようでかなり良い。

毎日のことであり、お湯と水の水圧などの調整しなければいけない点はあるのだが、今までの野放図な水の当たり方とは大違いで、結構こうした細かなことがライフスタイルの質を左右するのは、朝のパンのかたさとか何かとよく似ているところがある。



参照:
モンサント買収の意味 2016-05-26 | アウトドーア・環境
ワインに合うパリ風棒々鶏 2016-05-24 | 料理
by pfaelzerwein | 2016-06-10 19:35 | 料理 | Trackback
<< 己を映す馬鹿の鏡 縫合したゴムベルトで駆動 >>