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倭人を名乗るのは替え玉か

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七月にフランクフルトのアルテオパーで太鼓のコンサートが開かれるようだ。太鼓の公演は頻繁にあって何処で誰がなどは誰も関心がない。それでもそのグループの名を見て驚いた。何故ならば倭人と書いてYAMATOと呼ばせているからだ。少なくともこれだけ見ると、中華主義者か「特殊な左翼の自虐史観」をもっているような人達だろうかと思う。勿論この国名は、魏志倭人伝に書かれている中国の皇帝から見て野蛮な日本のことである。もしかするとシナ人のグループかも知れない。どうせ褌を巻いて、晒しでも巻いているのだろう。何もかも金のために話題になればよいというのだろうか?どのような言い訳をしても倭の意味を考えれば馬鹿げた芸名である ― バーバリズムをモットーとするのか。

金曜日の新聞を読み返すと、アンドリス・ネルソンスの代役として問われるのはハルトムート・ヘンチェンという東独の指揮者らしい。名前は知らなかったがドレスデンの教授のようで、世界中の歌劇場で指揮をしている。それでもその手の二番手の指揮者としてはコンサート活動も世界中でしていて、ムラヴィンスキー、ブーレーズ、フォン・カラヤン、ヤンソンスの親爺らに教えを乞うているというから面白い。全く知らない録音が130以上もあって驚かされる。「指輪」も二回全曲録音しているというから凄い。十字架合唱団出身で、経験も豊富で夏休みには時間がありそうなので名前が挙がったのだろう。

その問題と同時に語られているのが今回のパルシファルのモスリムを刺激する演出内容と言われていて、祝祭劇場にはテロ警戒から強制収容所のように柵が張り巡らされているという。それ故にメルケル首相は今年も初日には出かけないということではないようだが、音楽祭指導部に距離を置いていることは明らかで、2014年の時のようにプライヴェートで間に出かけるらしい。

先週はウンゲホイヤー2011年を開けた。今上天皇がベルリンで晩餐会を開いた時に使われたフォン・ブール醸造所のウンゲホイヤーである。2011年は残念ながら繊細さとは遠く、寧ろビスマルクがこれを飲んでウンゲホイヤーリッヒと語ったそれに近いごついワインである。だから早めに開けてみたのだった。トロピカルの果実風味も充分で酸も効いているが、残念ながらその酸は充分に分解されていない青い酸で食道にしみた。酸には全く困らない私が言うのであるから、そのアルコール13.5%と共に決して質の高いグローセスゲヴェックスではなかった。それに新しい樽の様なバニラ風の味がついているのにも驚いた。最初の試飲の時は酸が表に立って気がつかなったものだろう。そのように十分にウンゲホイヤーのテロワールを反映しているとは言えない代物だった。初めて試した肉団子が中々美味だった。肉量が抑えめで味も繊細なものでこれからもリースリングに楽しみたい。特にソースは作らなかったが、テーブルホースラディッシュが良く合って嬉しかった。

ヤフージャパンを見ていると、民進党の代表代行の東京都知事選出馬の可能性を吟味する記事が出ていて、気がついた。大阪のやくざグループを代表する元長野県知事が参議院出馬声明で、なぜ都政について語っていたのか不思議に感じたからである。参議院東京選挙区当選後に議席をやくざグループに譲って ― 技術的に可能かどうかは知らないが、自身はそれを交換条件に都知事当選を考えているのだろうか。まさに政治的な駆け引きとなる。人気を保ちながらそれなりの政治的な動機を言い訳できれば本人は満足なのだろう。しかし、ボリス・ジョンソンは全く同じように人心を惑わせ責任を取らなかった。責任は公人の務めであり、こうした替え玉当選は許されない。受験で替え玉で合格する替え玉受験と全く同じ不正である。あまりにも有権者をバカにしているとは言えないだろうか。



参照:
水道水に癒されるこの頃 2016-07-02 | 雑感
自分らしくあれる社会 2016-07-03 | 文学・思想
by pfaelzerwein | 2016-07-03 20:04 | 歴史・時事 | Trackback
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