夜な夜な続く蚊との死闘

オーバーラインで蚊が例年の三倍から四倍発生していると朝の車中ラディオで聞いた。バーゼルからビンゲンまでの間で様々な州がそこに含まれる。ワイン街道はライン平地の西端にあるが、東端にあるクーアプファルツのハイデルベルクなどベルクシュトラーセ以上にラインからは離れている。だから若干気候が異なるようにも感じるが、蚊発生の原因とされるここ数カ月の雨量に関しては共通しているのだろう。

なにはともあれ、昨晩も夜中三時頃までは蚊と大格闘を繰り返して、十匹近くを虐殺した。一匹づつ枕電灯を消すと近づいてきて。手繰り寄せてから電気を点けて、見定めて叩く潰すという作業も、複数が飛んできたところで諦めた。

先ずは窓を閉めて電気をつけて部屋中を探して除去する。なんとか静かになってきたところでシャワーを浴びに行く。出来るだけ蚊の嫌がるような匂いを付けるために界面活性剤の入った水石鹸を多めに使う。刺される状況から首と腕だけを掛け布団から出していても結局手の指の付け根などに集中して刺されているので、なにかあると思ったからだ。腕や首に刺されないのは、シャワー時の石鹸類が残っているからだと思った。薬用石鹸効果と水石鹸の効果だろうか。それに比較すると手洗いの多い指などは効果が落ちているのかもしれない。そのように推測したのである。ベットに戻ってからはそうした効果があったのか一度もモスキートトーンに悩まされずに朝まで就寝できた。

モスキートトーンのテストを毎晩しているようなもので、なんともいえない恐怖心のようなものになってきていて、気が狂いそうになる。早くベットに入っても駆除するために数時間汗を流さなければいけないのは拷問のようである。日本から天然の蚊取り線香が届くまで、何らかの処置をしないと人生を狂わされそうである。レモン香のロウソクを試してみようかと思っているが、排除効果がどれぐらいあるかだ。色々と調べても健康的に追い遣る方法は限られていて、蚊取り線香以上のものはないというのが現在の認識である。

兎に角、この家に住み始めてから初めての経験であり、蚊が寝室などで見つかるのもそれほどなかったことなので、如何に異常な気象であるかが知れる。ワインに関しては、ミネラルよりも果実風味の年度になることは分かっている。あとはどれぐらい健康な果実が実るかである。蚊のことにも関して、気温がこの程度であったことに感謝するしかない。もう二三度高ければ亜熱帯のような蒸し暑さを感じただろう。

連邦共和国の年金が嘗てなく長期に支給されているとあった。平均余命が伸びれば当然のことだろう。そこで年金支給年を遅らす議論が出てきているという。まさしく高齢化社会の問題そのものである。日本にいる頃は、「欧州では五十歳にもなるとあとは悠々自適の生活を考えてリタイアして、その生活をエンジョイする」というようなことを聞いていた。個人的には全くそのようなことは考えておらず、そこからが社会的には勝負と考えていたのだが、現実には周りに早めにリタイアする人が居ると不思議がられるというご時世になってきている。要するにまだまだ周りにはリタイアするような人は皆無なのである。



参照:
アベニグマの殺戮の夜 2016-07-11 | 生活
日本の問題、世界の問題 2016-07-23 | 歴史・時事
[PR]
by pfaelzerwein | 2016-07-25 19:21 | アウトドーア・環境 | Trackback
トラックバックURL : https://pfalz.exblog.jp/tb/23331684
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 目を瞑って眠りこける 「ドイツ生まれのドイツ人」 >>