dffファイルを再生する

レーベルcpoのオーナー会社jpcから送料無料のお知らせが入っていた。恒例の落穂拾いは次の四半期までは暫くある。そこでサイトを覗くと安売りが目に入った。ヘンスラ―のSWRシリーズである。もともとはリリング指揮バッハアカデミーものなどを録音していたレーベルで、SWRに吸収されてからは放送局録音しかないので殆ど購入していないが、今年吸収合併され、二十世紀後半の歴史の幕を閉じた昔のSWFの管弦楽団の録音が見つかった。そこの前々音楽監督のミヒャエル・ギーレン指揮の新ヴィーン楽派の録音である。ギーレン指揮の録音もツィンマーマンやシェーンベルクしかもっていないので、丁度良いかとも思った。「期待」の録音もブーレーズ指揮とドホナーニ指揮の二種類も持っているが、自作を含めて知らない曲も含まれているので良いだろう。5ユーロしないのが何よりも良い。

チャイコフスキーの交響曲の面白い録音を探しているが、なかなか見つからない。特に五番は厄介である。またネットでSACD編集物をDLしてLPと比較してみた。基本的にはLPを上手に鳴らすのは難しいが、SACD盤であると録音や演奏の荒が分かり易くなって興醒めするものが殆どである。何故だか知らないが、ドイツェグラモフォンのアナログ録音ばかりが日本の会社でリマスターリングされて、異常な高額で世界市場に出ている。一体誰が買うのだろうかと思うのだが、LPを知らない世代やそれ相応のHiFi装置を使っていない人には手っ取り早くアナログ名録音を楽しめる機会を与えているのだろう。

残念ながらDGには真面な録音は少ない。当時のEMI録音ならば良いだろう。デッカの録音を比較すると、確かに管弦楽団の鳴りは素晴らしいが芸術的かどうかには疑問も湧く。また嘗てラディオ中継されたようなライヴものは音色感なども当時聞いたFM変調されたような響きは戻ってこない。マスターには何を使っているのだろうか?オリジナルのアナログテープか、スタディオマスターでなければLP以上の音質が得られる筈はないので、その出来上がりからして大変疑問に感じている。放送局のデジタルマスターでも24BitのPCM録音以上では無い。多くは現在のネット中継の艶消しされたような音色になっていて、これならばカセットで録音したものがましかとも思う。そもそもドキュメントでしかないラディオ録音を幾ら音質を良くしても現在のネットストリーミングの新鮮さも無ければ、当時の感興も呼び起こさないものになる。

SACDのデータファイルのdffファイルを初めて再生してみた。前回はISOファイルだったので、新たにfoobar2000にプラグインDSDIFF Decoderをインストールした。SACDのデータの取り出し方にはいろいろあるようだ。どのようなシステムにしてもデジタルデータを取り出すことは可能であるからコピー保護には殆ど意味が無いのだろう。反面、カラヤン二度目のベートヴェン全集LPが180ユーロで出ているが、当時安かったTimeLife版でも十分な盤の厚さがあったことからすると、その内容といい、その価値があると思う人はどれぐらいいるのだろう?まさしく、これも真っ当な市場が壊れている傍証だ。

前回はISO形式でSACDをDLして、それをDSD再生するというのをやってみた。どうやってこれを鳴らすのか分からなかったので調べると、foobar2000にSuper Audio CD Decoderと称するプラグインをインストールするだけで容易に拡張出来た。要するにSACDプレーヤーが要らない。アナログ録音LPをMP3化してもCD化しても購入しないが、鮮度が高いマスタ―テープが残っていたならばSACD化の価値のある場合もあるのだろうと思っていた。

コーミッシェオパーでのレハールの「微笑みの国」のSat3の放送中継録画を早飛ばしで観てみた。DLしてから大分経つが、最近環境が整ってきたからだ。コンヴィチニー演出でそれなりに面白いことは分かった。ソファーに座ってゆっくりという形にはなっていないので、USBの延長コードを試してみようかとも考える。

コンサートとは違って劇場作品などはゆっくりと映像を観たいとは思っても、時間も無く、なによりも音楽に集中するのとは違って、集中力がもたない。映画でも自宅で観るのは苦手である。TVというものを観ないようになってから更にこの傾向が進んだようで、要するに我慢が出来なくなってきている。



参照:
伯林量子化演奏会の響き 2016-08-09 | テクニック
音楽体験の機会を奪う動画 2016-06-19 | 音
マニキュア落としの効果 2016-07-07 | 雑感
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by pfaelzerwein | 2016-08-13 23:52 | テクニック | Trackback
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