イスラム化を阻む漫画化の威力

車中のラディオは、ムスリムを取材して、インタヴューを流していた。女性の祈りや金曜午後の仕事時の祈りの時間やその作法などについてである。そして一人がムスリムとしての信心について語る。「神は命」であるのになぜ自殺テロなどが起きるかとの問いに答えてである。それによると、「今起きていることは神が与えた試練であって、皆がムスリムになれば解決する」ということらしい。キリスト教の救済もユダヤ教の何もかも同じであるが、簡単に現実的に成就するようなことでは宗教にはならないのである。それを称して信心という。イスラム教も宗教としてサブカルチャー化して仕舞えば解毒出来るのだがカトリックなどと同じようにその勢力も衰えていくことになる。

新聞にクララ・シューマンが日本の漫画化されていることが報じられていたが、音楽芸術などもサブカルチャー化されることで本来の爆発力も影響も失われてしまうので、ムスリムがモハメッドをコミック化することに過激に反対するのもある意味正しいのである。コミック化というのは ― デフォルメと言い換えることが出来るが ―、それがアニメ―ションでありどのような形であり、解毒化、サブカルチャー化としての非文化化にとても大きな威力があることがこれでもよく分かる。このことは美学的にとても興味深い。

またニュースでは、連邦共和国の税収が再び膨らんだと伝える。労働市場の好況とまた相続税の伸長などで増えているらしい。更にアウトバーン用の通行税をEU市民からも徴収するとなると可成り公共投資にもまた将来のための研究開発などにもテコ入れが出来るようになる。モスリムもその他いろいろ外国人労働者も含めての税収であって、皆喜んでドイツで仕事をしている限り何一つ文句の出ない好況である。政府を小さくして無駄を省いていくことは大切であるが、役人も含めて公共事業などで豊かになるならば、文句の言いようもない。



参照:
まだ言論の自由がある? 2006-02-17 | BLOG研究
啓蒙されるのは誰なのか 2015-01-16 | 文学・思想
クリスマスマーケットなんて 2016-12-21 | マスメディア批評
愛おしくて、侮れない 2016-08-23 | ワイン
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by pfaelzerwein | 2016-12-23 19:43 | 文化一般 | Trackback
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