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三世が見るトラムプ像

アメリカの遠縁からメールが来た。トラムプ家のことは知らなかったようで、私の情報からWikiを調べたとある。トラムプはTVに出たりでの印象だけで、皆そうした背景については知らされていないというのである。勿論私が書いたことなどは合衆国の人々にとっては興味のないような情報で、出自とかはどちらかといえば忌み嫌われるようなものだと感じている。要するに合衆国はそうしたものを超えての自由でならなければいけないというテーゼがある。しかし、トラムプが話題にしているのはまさに出自に関することまでが含まれているのである。そうした論理矛盾がトラムプ問題なのである。

そしてメールには、「ヒラリーは嫌い」と改めて書いてあって、恐らくトラムプに一票を投じたと思われる。旦那も写真でも英国風の人物で、それもオレゴンの山奥に住んでいるので典型的なトラムプ支持の中産層である。三世ということでは、メールを寄越した本人が、ドナルドと同じ立場にある。

私などは、三世とかその後の世代を思って、また同時に一世が書いた手紙などの逸話を考えるとそれなりの歴史感というか時を繋ぐ位置を定める作業が大げさに言うと、歴史とはそのように回っているのだと感じ入るのだが、恐らく三世や四世にはまた違った視点で見えるのだろう。例えばトラムプ家の場合でも、初代が砂金集めの結構危ない場所で生計を立てたり、その勢いで不動産へと二代目が中興となり、そして三代目に継がれていくとなると、やはり三代目は二代目、一代目へと関心が行く筈である。要するにアメリカンドリームとは言ってもそこには流れがある訳で、合衆国が決して相続税に厳しい訳でもなければ決して皆が思うように自由競争などスタート点が格段に異なるのであり得ない。

兎に角、トラムプ大統領に対しては、変化を期待すると同時に、大きな不安があるのはでもあまり変わりないようだ。少なくともトラムプ大統領によって合衆国の真の姿が浮き彫りになって来るのではなかろうか。

今シーズンの初雪となった。薄っすらと幾つかの屋根に乗るぐらいで霜とあまり変わりないが、夜中にちらついたことには間違いないようである。その為に気温も急激に上がった。それでもまだ寒いので、更なる降雪を待っている。スイスなどもあまりにも雪が少なく、態々出かける価値はなさそうで、近場で探してみる。人工雪を使っているところもあって料金も安く、片道120㎞で費用も余り掛からないので35ユーロぐらいで膝試しに滑って来れるかもしれない。現状ではベストではなかろうか。スキーの準備をして降雪などの状況を見よう。グリンデルヴァルト辺りで歩いて上って下りて来て、膝試しと同時に高度順応もしてこようかと思ったが、雪が無いのでは直ぐに岩に乗り上げて危なそうである。そのようなところで板を壊しても仕方がない。



参照:
厳冬の大晦日の過ごし方 2017-01-01 | 暦
不法移民、強制退去の祖父 2016-11-25 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2017-01-03 00:25 | 歴史・時事 | Trackback
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