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日曜は一寸した祝祭気分

火曜日の夜はバイエルン放送協会で中継録音が流れる。先月21日にミュンヘンの劇場で演奏されたアカデミーコンサートの録音である。プログラムは、スクリャビン「夢想」、ニコライ・メッドナーピアノ協奏曲二番ハ短調、ラフマニノフ「交響的舞踊」の純ロシアンプログラムである。ピアニストのフランス系カナダ人アミランも評判が高く、初めての曲である。

早速楽譜をダウンロードしておいた。協奏曲は初見で目を通しておこうかと思う。交響的舞曲は既にキリル・ペトレンコ指揮でバイエルンの放送交響楽団との演奏がYOUTUBEに出ているが、それと比べてどうなるだろうかも楽しみである。批評を見るところによると可成り突っ込んだ彫りの深い演奏になっているようだ。

先月「ばらの騎士」最終日に誕生日を迎えて45歳になった天才指揮者に毎度乍ら特別なコンサートが期待されるとされている。献呈されたラフマニノフのその友人であるメドトナーの1926/27年の作品が組み合わされている。

興味深いのは、最初の予定では二日分を録音して、どちらのどこが放送されるか分からなかったのだが、20日の演奏が流されるということで、曲毎取り換える必要が無いほど、それなりに上手くいったということだろうか?

週末の樽試飲会の疲れが残っている。瓶詰めされていないものなどは検査も通っていないのでケミカルの入り方も分からない。そのような影響もあるのかもしれないが、白と赤を行ったり来たりしたのでアルコール量が増えている可能性もある。

モスバッハ醸造所で昨年12月にテレコミュニケーションのセミナーで一週間神戸に滞在した人がお酌していた。神戸ビーフを楽しんだようだ。それも鉄板焼きを三回も食したというから可成りの出費になった筈だ。彼に言わせると霜降り肉は素晴らしかったが、ワインは薄くて頂けなかったということだ。最近は神戸でどのようなワインが醸造されているかは知らないが、日本ではどうしても甘みを残したワインが売れるので本格的なワインを醸造するまでには至っていないのだろう。しかし、彼に言わせるとビールのスパーアサヒドライなどは美味かったようで、小規模のブロイライの話しになった。アメリカなどでもレストラン付きの英国タイプのそれが流行っているようで、日本でやっているような小規模の新鮮なヴァイツェンなどは最早ドイツではなかなか飲めなくなっているという話になった。

2013年オェールベルクを開ける。食事のメニューを考える。材料であるのはジュースに浸かっているツナ缶詰である。それとほうれん草を合わせて炒め卵を絡めてみよう。ゴマ味でもマヨーネーズ味でも構わない。キプロス産の新ジャガがあるのでこれを蒸そう。付け合わせには獅子唐辛子炒めのバルサミコソースにしてみよう。香ばしいシュペートブルグンダーを、迎い酒代わりに楽しめればそれでよい。それでも小腹が空けばヌードルを残りのソースにでもつけて、茸でもまぶせば充分ではないか。一寸した祝祭気分である。



参照:
まろみが嬉しい自然な呼吸 2017-03-05 | 試飲百景
完走するための栄養分 2017-02-20 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2017-03-05 23:42 | | Trackback
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