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Vベルトが外れた

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待ち合わせ場所に向かった。森の中を通る道を選んだ。朝の森の中は気持ちよかった。久しぶりに走る道である。峠を近づいて下り坂になたっ時に起こった。ダッシュボードの警告ラムプが赤色に緊急事態を告知した。走り乍らではその文字は読めないが、バッテリーの絵が付いている。すると急にハンドルが切れなくなった。油圧が効かなくなったことを察知した。それでも幸いブレーキは効く。平素ならば時速100キロぐらいで突っ走るところだが、ハンドルが切れないので下り坂のカーヴを曲がり切れないかもしれないので、早めに減速した、そして文字を読むと発電機が不調と書いてある。なにが起こったか分からずに力を込めてハンドルを切りながらなんとか集合場所まで辿りついた。右折左折に、駐車に梃子摺った。

要件を終えて車に戻ってきた。ドイツ車に多い電装系の問題ならば、突然起きたことであり、もしかしたら直っているかもしれないとの期待もあったが、一方で発電機と書いてあったことから二度ともう始動モーターが動かないかと思ったら、問題なくエンジンが掛かった。これならば再び同じ経路で帰宅して仕舞おうと覚悟した。幸い森の道経路は信号も無く、曲がり角も少なく、谷を出てからは我が町に入ってから三カ所しかない。町が近づいてくるとその他の警告が一斉に点滅しだした。もはや「修理工場を探してください!」ではない、何とスピードメーターが80㎞を差したまま動いていない。それでもブレーキの油圧などには影響がない。帰れそうだ。何とかガレージの前まで戻って来た。

クーラーが効かなくなっていることから発電機が効いていないことを察した。もしガレージのドアを開けるときにエンジンを切ってしまうと二度とエンジンが掛からないと思って、そのままにしてハンドルを力一杯に切って車庫入りさせた。

ボンネットを開けるとVベルトが外れていた。しかし切れてはいない。ここ二週間ぐらいその辺りのアイドリングの回転音に小さな異音が混じるのに気が付いていて、ベルトを押したりとその弛みも調べていた。特に緩んでいる感じが無かったので、どこか都合が悪いプーリーの回転部分があるもの気になっていた。やはりおかしかったのだ。張力を与えるプーリーの経年変化だろうか。

ネットを調べると工具無しに手でベルトを張ることは出来るようだが、掛け方が間違いなく分かるか、作業が問題なく出来るかは分からない。もう一度エンジンが掛かるかも分からない。夏であるから簡単にバッテリーが駄目になるとは思わないが、危ないところである。バッテリーを取り換えるだけで200ユーロ以上出費となる。

先ずはベルトを正しく掛けられるか試してみなければいけない。正しく掛かったことを確認して一発勝負でエンジンを掛ければ、充電が可能となるかもしれない。そして油圧も効くようになる筈だ。その足で月曜に支店まで走り通せれば、最も都合が良い。もしエンジンが掛からなければ、誰かに来て貰うしかない。恐らくレッカー移動の必要はないだろう。

先ずはエンジンを冷やして、そこの写真を撮って、もう少しベルトの交換の手順などをネットで詳しく調べてみなければいけない。完全に冷えるまで数時間は掛かるかもしれない。車も古くなるとこうしたことの繰り返しになるが、まだ自宅まで戻って来れている。先々に警告が出たり、異音に気が付いたりしているからだろう。

待ち合わせに出かける前にパン屋への途上のラディオニュースに聞き耳を立てた。「日米の貿易交渉で消費者の権利が大きく制限される」というニュースがARDの各局やSZなどの新聞で流されたという。つまりサミットも控え、EUと日本との貿易交渉も控えて、絶対あり得ない経済交渉内容を日米が進めているということで、食品などへの具体的な危険性にも消費者権利が及ばなくなる言及されている。



参照:
安定してきたアイドリング 2017-06-21 | 雑感
ヘドロ塗れになる午後の一時 2009-11-28 | 生活
by pfaelzerwein | 2017-06-25 04:06 | 生活 | Trackback
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