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大工仕事が得意な素人

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寒くて、Tシャツ、猿股で過ごしていると、頭が痛くなってきた。室内気温は摂氏15度以上だが、運動をしている訳ではないので寒い。戸口の金具が剥がれやすくなっている。理由は、ネジ穴が二つ以上開けられていて、更に気密度を増すためにパッキングを張っていたものだから、力を掛けないと外から閉め難くなっていたからである。応急処置として太いネジを探して上の穴に捻じ込んでいたが、それもいつの間にか緩くなっていた。

金具が剥がれると外からドアを閉められなくなる。何回か金具をボンド付けしたりしているが、力を掛け過ぎると剥がれるのだ。最近はパッキングの影響も弱くなっているので、鍵が回り易くなってそれほど無理は掛けないでもよくなった。そこで、再びボンドを落として、つけ直した。

美観上、上のネジがシルバーなので、ゴールドのネジを買い物ついでに探してきた。残念ながら、購入した6ミリ径40ミリ長はネジ穴に入らなかった。だから予備に購入した5ミリ30ミリを下の穴に捻じ込んだ。これだけでも少しは助けになる。上のネジは5ミリ35ミリでもゆるゆるで効かなかったので、次に40ミリを試して見ても良いかと思うが、恐らくネジが効かないだろう。それ以上長いのも恐らく難しい。試しに5ミリ径45ミリ長があれば試して見よう。四本買って〆て90セントだった。

よく考えてみたら、ゴールドの真鍮色も光り輝いている訳ではなく、ドア自体が階段を上りきった踊り場にあるので、暗くてそれほど色合いの差異には気が付かない筈だ。気にしているのは住人だけかも知れない。写真を写すと、ネジの色よりも開け閉めで鍵が当たる場所の黒墨の方が気になる。そもそもこのドア自体が、この建物に使われていた古い百年以上前のドアを作り直したものなので、木材も古くそれほど強い固定などは出来ない筈だ。あまり無理をしてもはじまらない。

車中のラディオで、歌手のゲルハーエルのインタヴューが流れていた。ラインガウフェストに登場するため、ヘッセン放送が流しているものだ。声の出し方の話しをしていて、いつものオペラ歌手の胴声をまねてその恥さらしさを示していたが、それ以上に経歴などの説明が興味深かった。子供の時からの少女趣味のような合唱で鍛えたアマチュア―であり、手先が器用でハムマーを持つのが好きで大工になろうかとも思ったようだが、結局アビトアー後に医学部に学んだとある。それ故にミュンヘンの音大の方は副専攻だったので、しっかりと音楽学を学びつくしていないのを今でも語っている。この辺りも面白いと思った。勿論本などを読んでとても勉強熱心だとは語っていた。あれだけの歌唱を示せばもはや何を語っても「御冗談でしょう」となってしまう。そもそも歌手の職業に教育などは要らない。



参照:
柱のお札のようなもの 2016-08-06 | 生活
漂う晩夏から秋の気配 2017-07-25 | 生活
殆んど生き神の手腕 2017-07-13 | 音
by pfaelzerwein | 2017-07-25 22:04 | 生活 | Trackback
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