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ビジネスモデルの転機

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久しぶりにネットショッピングをした。電動歯ブラシの替えブラシが必要になったからだ。急いで欲しくなった。一時は月末毎に色々と発注していたが、購買意欲が失せたのはいつ頃からだったろうか。どうもアマゾン過剰労働騒動から配達体制が悪くなってからのようである。以前は独ポストとの連携で配送が読めたのだが、そのポスト自体も郵便も小荷物の配達も不確実になり、アマゾンは自己配送と称して地方の業者とタイアップするようになる。するともはや配送が読めなくなる。

自らも、そこまで配送がネットショッピングの購買意欲に関係するとは思っていなかったが、その掛かる時間よりも計算できるということがどうも大きいらしい。だから余計に払ってエクスプレスで送らせようとも思わない。余程の緊急の時だけである。ケチだからである。

ということで久しぶりに幾つかのものを必要に迫られて発注した。到着日が計算できなくても兎に角無いと困るものや、序でに発注しておけばよいものである。

フランクフルターアルゲマイネ紙の折込付録マガジンの表紙に大きくランランが出ていた。新譜発表におけるパリでのインタヴューやフォトセッションを使っての記事である。一連の故障騒ぎからその後のこと少し先のことまでを上手に雑誌の記事として纏めている。

最早ランランのビフォア―・アフターについては全く興味が無くなった。どんなことを書かれても驚かず、また関心もない、しかし昨今の若手ピアニストの怪我を思うと興味深い。ランランの場合は、知らなかったが、ラヴェル作曲「左手のための協奏曲」を練習中に怪我をしたらしい。本人が語っている。風邪を引いていて、焦っていて、事故が起きたらしい。つまり本来ならばピアノ椅子を左へと腰を滑らして腕を上げて拳打するところを、真ん中に座ったままで叩いて炎症を起こしてしまったようだ ― クライミングにおける重心の移動と同じで上体から無理をして入ったのだろう、難しい技術は分からないがスポーツなど皆同じではないか。

ブラームスの一番の協奏曲で右手を故障する人や様々であるが、技術的な問題点がやはり共通してあるのではなかろうか。復活祭に初めて生で聴くことになるピアニストであるが、もう本当はキャンセルして欲しい。ベートーヴェンの協奏曲二番や三番を弾く者は幾らでもいる。あの程度のピアノをスター顔で弾かれては迷惑だ。アンコールでもするならば「エリーゼのため」か?

一時は三億円の移籍料でソニーに移っていたという ― 同じようにソニーで録音をするティーレマンは無料だったろうか ―、そして怪我の直前に再びドイツェグラモフォンに戻っていたということだ。どちらでもよいことだが、次のアルバムはゴルトベルク変奏曲だという。そんな商売が、ランランのスターとしてのステイタス同様、どう見ても続く筈がない。因みにこのセッションのためのヘアーカットは、パリのホテルのアマミ・マエダで、メーキャップはヤスキ・ナカハラという日本人らしい。我々からすると、ショービズというよりもなんとなくなにもかもが安物臭く感じて仕方がない。ランランに憧れるシナ人たちが殺到することだろう。



参照:
マグナカルタの民主主義 2019-01-04 | 歴史・時事
貧相なエンタメを嘆く 2019-01-03 | マスメディア批評
by pfaelzerwein | 2019-03-14 03:16 | 雑感 | Trackback
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