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お前はアホかの今は昔

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暑くなりそうなので早めに走り終えた。車中の放送が昨晩のベルリンのフィルハーモニーでの報告をするところだった。待ってはいれなかったので、車を離れて森へと入った。その内容はまだアップされていないが、それほどの批評ではないと想像する。どうも毎年初日は政治家やらドイツェバンク関係の招待が多くて聴衆の質も高くはないようだ ― 今年はG7でメルケル首相は来ていなかったらしいが、バーデンバーデンのパトロン代表の元副首相ショイブレ博士が居たらしいので少しは我々の為になるかもしれない。

そのような塩梅だから首都には芸術を理解できない下らない輩も多く、ジャーナリストもそのような話題を書いて糊代としている。何処の首都でも結局は取巻きは多くとも一流人は比率からしすればそんなにいない。終演後にレセプションが開かれて、そこの話しで、ペトレンコ自身が「前任者サイモン・ラトルの就任コンサートの会場に居た」とあったらしい。勿論「その時に17年後に継ぐなんて言ったらお前はアホか」とされたただろうと引用されている。

その範疇ながらも少しだけ面白い表現を見かけた。rbbの記事だがペトレンコの指揮姿をして江南スタイルとまで書いたものが出てきた。なんでもいいが、そこまでしてポピュラリティーを目指す必要があるのかなと疑問に思うところである。

昨晩の録音録画は一先ず順調に行ったようだ。しかしラディオの方や雑音が第九の後半で聞こえるようになる。原因は不明であるが、中々ストリーミングの難しいところだ。そもそも中継を聴き始めたのが実際の中継が終わってからであるから確か二楽章だったと思う。結構時間を掛けてARDのどの曲から受信しようかと調べた。ホーム局で品質の良いSWR2はHPの衣替えでよさそうなリンクが消えてしまった。以前はAACでも出しているので嫌いなMP3を録音する必要もない。しかしどうも容量が小さくなって使い難くなった。探すとWDR3が最も容量が多そうでそれを試した。音質自体は悪くはない。以前はここもMP3で320kbps出ていたようだが、どうもそこまではなさそうだ。

さて生中継のDCHの方は映像こそ光量も落としてあってそれほどでは無かったが、配信も比較的安定していた。最後の拍手時に小停電になったようで音が途切れたが、画像は終止順調に流れ、音質も満足のいくものだった。映像はアーカイヴになれば充分な品質であり、とやかく言うまでもない。

さて今晩はどうなるか?rbbは公共放送局なので容量は大丈夫だと思うがどうなるだろうか。天気も最高気温摂氏29度で20時には24度まで下がる晴天だ。ブランデンブルク前でのオープンエアーの第九生中継へと否が応でも期待が高まる ― オンデマンド提供中

芸術監督ティーレマン問題は、SWRの報道によると、バッハラーが例の「ローエングリン」や「エレクトラ」案を拒絶したとある。それならばもうこれでティーレマンは辞任するか、それとも「魔弾の射手」か「オランダ人」を受け入れるかしかないのだろう。恐らくこれでティーレマンが辞職、スュターツカペレドレスデンはザルツブルク復活祭で指揮をする指揮者を探すとなる。



参照:
歓喜へ歌への対照と構成 2019-08-24 | 音
ダブルヘッダ 2019-08-23 | マスメディア批評
by pfaelzerwein | 2019-08-24 23:20 | マスメディア批評 | Trackback
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