人気ブログランキング | 話題のタグを見る

西洋酸塊の棘にやられる

またしても、失敗をやらかした。被害は無いと言えば無いが、集中力がなによりも欠けているのである。

今日も色々なことをいっぺんに片付けようとして、頭に行動を描いて出かけたのである。

なにも緊張することのないルーティンな用件を予定通りにこなして、またまた試飲室にやってきた。

そして連絡を受けていたお目当てのソーヴィニオン・ブランを試飲する。スグリの香りが漂い、外の天気がもうひとつなのが恨めしいほど、気持ち良い初夏の太陽を感じる。もう四週間ほどすれば尚素晴らしくなると言う。瓶詰めから既に四週間、そして更に四週間、すると春たけなわである。

昨年は四月に電撃的に販売されて、瞬く間に売りきれた。今年はまだ暫らく入手可能の様である。

それから、膨らみがありながら清潔なフォルスター・シュティフト、苦味があって構築性のあるエルスター、少し甘みの勝つファインヘルプのヴァッヘンハイマー・オルツヴァイン、どれも2006年度産より良さそうである。

しかし、評価を下すのはまだ早いと諌められ、エルスターが最も既に落ち着いているが、シュティフトなどは早過ぎると言う。

先回に購入したミュラー・テュルガウがイタリア料理などにはかなり良かったので、ソーヴィニオン・ブランにそれを二本ほど混ぜる。

さて、想いは叶い、試飲などをしている内に、頭の計画図がぼやけてくるのである。大型トラックの後ろに付いて路上駐車の車を避けている内に最後の目的地の床屋を通り過ぎていた。

入店前に財布を確かめ細かなコインを見る。ほろ酔いでもないのに、床屋の回転イスの上で喋り尽くして、支払いを済ませようとすると、コインを見間違えしていて、40セント不足していた。

「次の機会でええよ、態々来ないで良いから」と、またしてしくじりでこうして一日が終わった。



参照:
計画後のルーティン行動 [ 生活 ] / 2008-02-25
裁判所の裏のマンホール [ ワイン ] / 2008-02-24
by pfaelzerwein | 2008-02-27 04:28 | 試飲百景 | Trackback
<< 午前一時の騒々しい夜 掛け値無しのLA大舞台 >>