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嘘のように涼しい水道水

スーパーのレジでおばさんが扇いでいた。蒸すねと話して、昨晩の暑さをお互いに回想した。昼の陽は強く、バルコニーの日陰の温度計は33.5度を指していた。日が暮れてもシャツを着ていれない暑さであった。夜中の三時過ぎになって初めて夕立が来た。

倒れるように床に入った事もあり、夜中に天窓を閉めるために起こされたのは辛い。五時前までに朝食にトマト種入りのスフレの乗せたヌードルを食して、もう一眠りした。

本日は一日中雨模様で涼しい。それでも大ホールになっているスーパーの中は昨日までの蒸した空気に満たされていたのである。このあたりはそうだからと彼女は語ったが、もしかすると余所から来た人なのかもしれない。日本の酷さはなかなか実感し難いだろうから話さなかった。

北の方から来た人は、このあたりは湿気があるとの印象を受けるようだ。実際、温度が高いのは事実だろう。例年、最長二三週間はバスタブの水に浸かっていたい昼下がりがある。

昨日蛇口を捻って生水を飲むとカルキのような味が初めてした。高い気温のために取水地の水の生物学的数値が上がったのだろうか、今後このような水なら大都市の水道のようで飲む気がしないと思ったのだが、今日は正常に戻っていて蛇口から流れる冷えた水が旨い。子供の頃から市の水道とは別に山奥から引いた私設水道の水で育ったので、今でも飲み水は蛇口から流れると思っている。

こうして温度が下がって快適になると、その前までのことが嘘のように、様々な事が冷静に考えられて、尚且つ様々な意欲やアイデアが湧きあがってくるのである。個人差は大きいだろうが、生活環境に思考や生活態度が左右されるのは間違いない。



参照:
ヒンヤリハーブティー [ 料理 ] / 2006-07-14
ビール消費と癌予防効果 [ その他アルコール ] / 2006-06-07
QOLとしての水道水 [ アウトドーア・環境 ] / 2005-07-29
グリュエール/La Gruyere [ 料理 ] / 2004-12-28
by pfaelzerwein | 2008-07-04 00:47 | | Trackback
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