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冗談じゃない共産主義者

左翼党の元社会民主党の党首ラフォンテーヌは次のように語る。

「所有などは泥棒だ」

彼のマルキズムにも一利はあるが、現在の経済修士の詐欺団である禿鷹集団が世界の実質経済機構を揺らがすときに、最も頼りとなるのが健全な幅広い中間層と自己資金にて堅牢な経営をする優良企業の資産なのである。

そもそもドイツ経済の重要な基盤は、度重なる敗戦国でありながら、文化的蓄積の上になる資本であり、現にチバガイギーを買収するBASF以上に多くの世界的中堅企業の存在が欠かせない。

その時点において、エネルギーや燃料を扱う企業体が公の市場にて資金を集積させることは、ラフォンテーヌの非難する「公共事業の民営化」への方法として有用なのは間違いない。その過程と結果にて、マネージャーが途方もない高額の報酬を受け取りながら、企業倒産への道筋を作るような実質経済を反映しないその経営や機構の方が問題であり、今回の「高額な個人資産は憲法違反である」と貧困層や社会的弱者の嫉妬や僻みを煽るポピュリスト的な戯言こそ憲法違反ではないか。

武力による革命こそ否定しながらも、このイデオロギーならば共産党を堂々と名乗るべきであり、政党としての禁止等の議論が必要になる。

そのような折り、国政選挙の重要な指針となるヘッセン州議会の左派党の支援を見込んだ「社会民主党・緑の党」連立政権構想が流動的になってきている。緑の党は、キリスト教民主同盟・自由党とのその政党の其々の色合い(緑・黒・黄色)から呼ばれるジャマイカ連合に傾きつつあるというのだ。

作曲家マウリツィオ・カーゲルが死去した。ラジオは特番を方々で流している。有名なルーなどラジオドラマのためなどの作曲が多い事もその影響力となっている。



参照:
買物推薦リスト(音楽篇) [ マスメディア批評 ] / 2006-12-04
追懐の怒りのブーレーズ [ 音 ] / 2006-11-08
淘汰されるグロバル社会 [ 歴史・時事 ] / 2008-09-07
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脱思想・脱原発・脱体制 [ 歴史・時事 ] / 2008-01-29
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by pfaelzerwein | 2008-09-20 05:46 | 歴史・時事 | Trackback
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