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不都合な交通システム

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リュッセルスハイムのオペル工場を臨むホッホハイムで有名なキュンストラー醸造所に向った。

実は昼飯時にフランクフルトでの約束があったので、その前に飲み残していた2007年産のバイケンをもう一度確かめに行こうと思って計画していた。それが昼の約束が流れそしてお目当てのバイケンも売り切れていたので、脳裏にあったここへと再びヴィースバーデン方向へと踵を返した。

想定外であわてている時は何もかも上手くいかないもので、記憶にある醸造所を探すのに一時間ほど経って仕舞い、お昼時には昼食に再びエルトヴィレに戻った。

そこでも結局見て廻った挙句、お馴染みの黄色い館レストランへと駆け込んだ。表には十月一日から冬営業体制で昼は開いていないとなっていたのだが、更に暖かさ故に二週間夏営業を伸ばしていると言う。

ジャガイモの長いコロッケの乗ったサラダを食して、何時もは素通りしている州立の醸造所へと向う。中は引越しのあとのようにがらんどうとしているのだが、事務机では八人ほどが働いていた。

聞くと既に新しい体制になって、そこでは試飲が出来なくなっていた。結局、そこで試飲することは一度もなかった。エアバッハ修道所のそれは良く知っているので今回は諦めて、再び15キロメートルほど離れたホッホハイムへと再び戻る。

今度は、比較的町の入口付近で適当な人を探す。既に郵便配達人を含めて五人ほどに聞いたのだが誰も判らなかった。こちらもやっと名前のフリッツだかなんだかを思い出した。

子供連れの親仁は、偶然にもそれを知っていて親切に教えてくれた。なんと建物を何度も見ていても記憶が繋がらなかったのである。何時も通っているヴェルナー醸造所のお向かいであった。

町の旧市街の一方通行が、町の入口にあるに係わらずヴェルナー醸造所もなんども車を走らせたのだが、「ここは違うと、態と知らぬ振りをしてすっと通ってしまう」ので、それよりも容易に見つかる筈のこの醸造所に辿り着くまで、車で一時間以上走ったことになる。

なんと不都合な交通システムであろう。


時々空砲を自動発射する鳥脅しの騒音案山子の写真



参照:
F・芸術家と名乗る醸造所 [ 試飲百景 ] / 2008-10-04
ドイツ旅行記2007年4月(第1日目:4月26日)
今回の一発目は (DTDな日々)
朝から試飲会 (新・緑家のリースリング日記)
病後のMOMOのお楽しみ in 大阪 (MOMOの台所)
by pfaelzerwein | 2008-10-05 03:51 | 生活 | Trackback
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