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麹の絞り粕を舐め栄養補給

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どうも私はカルシウム不足のようである。四週間も絶食をしていてはそれも仕方ない ― 遠くから友人の声が聞こえる。「この一週間食べたものを挙げてみろ」。肉類は今日全部で一キロ近く購入したこれで欠乏した養分は補給出来るだろう。本当はハイデルベルクへ再び行ってビオ牛肉を食べて、再び墓場に舞い戻ろうと思っていたが止めた。あまりに墓場に入浸れていたのではいけない。

渋滞を越えての八百屋の帰りにスーパーに行こうとすると、案の定駐車場所が無く火曜日まで買物を諦めた。十分に野菜もあり、肉もあれば、飢え死にすることはない。帰りに五月の催し物の打ち合わせも兼ねて醸造所に立ち寄り、新しいオルツリースリングを取って来た。先のグーツヴァインの良さなどを話していると、もう一つのオルツヴァインの第二樽が面白いという話になった。なるほど、そこに含まれている原料の葡萄は?!こうした情報はやはりお徳で美味いワインを探すには聞き逃せないのである。

今日は朝から暑かったので、お昼は盛り蕎麦にした。漬け汁を比較的丁寧に味付けしたので結構美味かった。八百屋で買ってきた子蕪も美味い。

昨晩飲んだ天然酵母醸造の2007年産リースリング「ガイス」は、バッサーマン・ヨルダン醸造所のアウフデアマウワーとして賞賛された商品の姉妹商品で、価格リストには載っていなかったのだが今棚卸となっているものである。その味は抜栓当初は癖が強く出るが二日目三日目とその酵母臭さが抜けて旨い味になってくる。これはこうした天然発酵ワインの特徴のようで、ある意味二日目・三日目に出てくる旨味はワインのそれではなく絞り粕汁のようなものだろう。少なくとも、開けた日に美味しく飲めるようなワインでなければワインではないと断言しておこう。これは、二日目にへたるワインは駄目という問題とは関係ない。だから醸造所はこの商品を実験と言って表に出すことを控え、ステンレス醸造して安く提供している。ひょっとするとゼクトに使われた可能性もあるような気がする。

しかし、この絞り粕のような味はビールの酵母のそれと良く似ていて栄養も豊富でアルコールも効かないような絶食向きのワインのように感じるのは私だけではないような気もする。きっと不足のミネラルも補ってくれるものに違いない。
by pfaelzerwein | 2009-04-12 00:12 | 料理 | Trackback
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