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誘われて、困っちゃうな

床屋に行って、サマーカットにした。これで老女にもてる可愛さは薄れたが、さて男っぽさで若い子を魅了できるだろうか?

若いBASFの労働者諸君に、石切り場でお相手をした。子供のお相手よりは良いのかもしれないが、息を切らして腕力や体格で登る初心者連中を見ていると少し情けない。そして此方は全くその程度では息が上がらなくなってしまった。

腕力で処せると思っていると幾らやっても進歩がないだろう。彼らの特徴は手掛かりを上に求めることから重心が高くなり、臍を中心とした腹筋から背筋などへの張りがないため、足元が安定しないばかりか身体に様々な力のモーションを与えることが出来ない。実は、オーヴァーハングの素手登りを得意としている29年歴の上級者が話していた、「体の内側への巻き込み」への言及がそのことを証明している。因みに、我々の世代ではオーヴァーハングはカラビナを鷲掴みにして越えることが流行であったのだ。

そのような理由で経験豊富な私のような者と組ませるのは教育的効果だけでなく、競争心を刺激する効果がある。しかし、昨年までは此方も非力であり初心者にはまるで「自分の方が実力がある」と思わせていた節もあって、此方も筋力がついて身が軽くなった今、彼らにとってはなにがなにだか分からない状態になって仕舞っていて、彼らが気落ちしないか些か心配である。

流石に筋力はあってももう一つ上のレヴェルの者はその辺りの事情はよく分かるのだが、単純な初心者はそこが飲みこめないからこそ初心者を抜け出す壁にぶつかるのだろう。要するに細かな技術や経験の積み重ねが分からないのである。

それにしても先週金曜日の苦行を越えた私には、こうしたお付き合いは只の身体慣らしでしかなくなってしまった。兎に角、身が軽く感じられて、如何に筋力が体重を上回っているかが分かる。

そのような按配で、再び金曜日にしごきキャンプ参加となりそうだ。なるほど、この調子なら週三回の兵に付き合うことで、益々力が付きそうな勢いである。どうなるか判らないが、こんな機会は二度とあるかどうか分からないので、やれるところまで付き合ってみるのもよいかと思っている。

以前は、かなり負担となっていた週一回の参加が、力がついて来たゆえに物足りなくなってきているとなると、やはりジョギングと同じランナーズハイのアドレナミンの発射があるのだろうかと、少し気になって来ている。



参照:
今漸く乗り越えようとする壁 2009-05-30 | 雑感
ご披露したい昔取った杵柄 2009-05-28 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2009-06-04 05:35 | Trackback
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