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遠い一人前の猟師への道

パンを取りに行くついでに森を歩いたときである。道の真ん中に馴染みのあるような糞を見つけた。丁度、上に種が乗っているような糞である。

もっと馴染みがあるのは猪のそれであるが、それはあまり見かけない。やはり猪は町に近いところに出てくる性質があるのだろう。

先日の山の月例会の散会後、次ぎの踏み切りで立ち往生してしまった。後ろからは先別れたばかりの仲間の車が連なる。

二分経ち、五分経つと流石に気の長いこの私でも、車から降りて線路の音を探ろうとする。一向に列車はやって来ない。更に五分ぐらいして、信号機が壊れている事に気が付いた。

もと来た道を戻り高架を潜って戻る事にした。後ろに止まっていた仲間が、僅かの場所を見つけてユーターンして先に走り出した。そして暫らくするとその車は親子の猪に囲まれていた。親猪が体当たりして、後ろのバンパーが壊れた。

そんな事を思い出していると、繁みの中へ飛び込む角が見えた。鹿であった。バンビのように小柄であったが、あの角は鹿のようだった。

新しい糞を発見して、相手よりも先にその辺りの様子に気を配れないようでは、まだまだ一人前の猟師には生れぬ。



参照:
自然環境に内包される社会 2009-06-16 | アウトドーア・環境
6月15日 9年ぶりに再訪 (NEXT DREAM 記憶と記録)
by pfaelzerwein | 2009-06-17 03:32 | アウトドーア・環境 | Trackback
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