カテゴリ:料理( 121 )

大きなレープクーヘン

d0127795_23480977.jpg
夜中に帰宅した。通常ならば午前二時前に帰宅だったが、睡魔に襲われて休み休みで一時間以上遅くなった。仮眠しても駄目な時刻帯である。「オテロ」など休憩一回ならばそれほど長くもないとも考えたが、結局駐車場から車を出した時には22時半を超えていた。

予想された降雪は、引けて出ていた時には止んでいてほとんど影響はなかったが、それでもミュンヘン市内は方々にシャーベットの深い溜まりが出来ていた。しかし高速道路での影響は殆ど無く快調に飛ばしたが、シュトッツガルトが近づいて、午前零時を遠くに過ぎると眠気が寄せてきた。

ミュンヘン、アウグスブルク間では購入したソーセージを二本齧っていて真面な食事をしていない割には元気だったが、なんとなく元気も無くなってくる。エネルギーが足りないのだろう。そこでお好みで選んだ三種類のレープクーヘンの一つに手を付けた。エリゼンレープクフェンと言ってニュルンベルガーの一種らしい。丸くて厚めなのが特徴のようだ。一つ2ユーロほどするが流石に食べ応えがあって、味もその価値がある。少なくとも家まで運転する栄養分は摂れた。

今回は19時始まりで、18時からガイダンスだから月曜に出かけるのにそれほど負担はなかったが、降雪のことを考えて早めに出た。そして来年の「フィデリオ」のティケットを三枚回収してきた。一枚要らないので、一枚は売りに出すことになる。

引き取ってからダルマイールに買い物に寄った。先ずはいつものトルテを四つで20ユーロ近くになった。テリーヌのほかは煮凝りと、レープクーヘンだった。どれもこれも決して安くはないのだが、これは高すぎて価値がないなと思うものは少なくないのがお気に入りだ。

早めに駐車場に戻ってから、服装を整えて、駐車料金を前払いに行った。するとどうだろう、もう窓口ではカードを扱っていない。カードで払うときはミュンヘン市内にあるように暗号番号付の自販機しか使えない。するとカードがどうしても決まってくる。今回は18ユーロ超えと比較的安かったが高い時は25ユーロほどになるのでやはり不便だ。

まだ時間が十分にあるので、ガイダンスへと向かったが、初めて最寄りの入り口に向かうと長い列が出来ていて驚いた。いつもは正面玄関から入って、ぎりぎりに入るだけだが、今回は初めて普通に入場した。その内容はまだ改めて語ることがありそうだ。

劇場ではスープが無くなっていて、仕方がないのでよく出ていたどんぶりのアイスの球を二つ食した。素材も悪くないのが、5ユーロ50の価値はあった。結局一日中、朝食を除いて甘いものばかりを食べた一日だった。



参照:
気に入るということは 2011-12-21 | 料理
十七時間後に帰宅 2018-06-30 | 生活


[PR]
by pfaelzerwein | 2018-12-11 23:53 | 料理 | Trackback

よかった宿での食事

d0127795_23574637.jpg
先日宿泊した宿はよかった。なによりもミュンヘンからの距離感も遠くは無かった。七月に「ジークフリート」上演後に宿泊したところよりも時間が掛かる筈なのだが、アウトバーンでなくて真っ直ぐに伸びる高速の国道を走り抜けれるのが素晴らしかった。我々が知っている高地バイエルンの農業地帯を真っ直ぐに走るだけだが、夕焼けにとても気持ち良かった。それでもまだまだ高地ではなくて、アルゴイなどの牧草地とはまた違うところが妙なのだ。夕方に拘わらず比較的問題なく宿に付いた。土曜日の夕暮れだ。両方向とも同じような交通量だった。

最新の地図も印字して持って行ったのだが、ナヴィのそれに従うと村に入るのに旧道を通った。これまたバイエルンらしい変に紆余曲折の道程だ。森を抜けたりして幾つかの村を通過する。その何とも道祖神のようなものにこの地方を趣を感じる。オーストリアとももちろんスイスとも違う。そのお陰で村に入ってからホテルを探したが、小さな村だ直に見つかった。

宿の前の駐車場も空いていて、きっちりと駐車してからレセプションに入る。親仁が名前を呼んで迎えてくれたが、なぜか英語を喋ったのでおかしいなと思うと、予約時に英語に印が入っていたというのだ。覚えが無いなとなった。偶々英語の画面で予約したのかもしれない。先ずはチェックアウトは10時だと断っておいた。ゆっくりしたいのだ。部屋を見せて貰って、もう車を動かすことは無いとなって、歩いていけるところに飲めるところも無く、ビールならここにあるよと教えて貰った。部屋には冷蔵庫があったので、ダルマイールで購入した特製エディションもののボックスボイテルのジルファーナーを先ず開けようと思った。

夕食は、前菜にコールラビのサラダ、そしてメインはいつものフィレウェリントン、食後はトルテである。宿の中で一番狭い部屋なので食卓は無かったが、事務机を使った。その辺りは味気なかったが、並びに流しがあって、皿も洗えるのが嬉しかった。とことん無精が出来る。

明くる日の朝食も買ってきたパンとハムを中心に、湯沸かし器で沸かしたお湯でティーバックの紅茶を煎れて、自宅から持って来ていたフランス産の野菜を添えた。ワインを冷やす為にマックスに冷やしたので凍り出していた。それが一寸残念だった。それでも朝食からもう一つのケシ入りヨーグルトトルテを平らげたので満足だった。

天気も良く、穏やかな日曜日の旅立ちだ。前夜のメールでのタイトルロールのキャンセルなど穏やかでもないことがあったが、気持ちが良い。宿の親仁と空港からのシャトルサーヴィスやその他の休暇宿の待遇との差などを話した。どうも営業努力でやっているらしく、皆の評価が高いのは分かった。シーズンを通して価格の差はあるものの中々よいオファーを出していて、連泊する時は価格は下げないでも広い部屋に入れて欲しいと言った。今後とも市内の安い部屋が見つからない時は是非使いたいと思った。
d0127795_23575949.jpg

日曜日のフランクフルトに出かける。前回は「メリーウィドー」だったのでアルテオオパーへは久しぶりだ。夏に遠出してコンサートに行ったのは久しぶりだった。ミュンヘンにも一度出かけ、ルクセムブルクにも出かけた。嘗てはコンサートに遠出するとなると招待か、何か仕事絡みしかなく、精々ベルリンぐらいだった。その意味で遠出するのにも慣れると地元のフランクフルトに行くのは容易い。それでも続くと面倒になるのだが、今回は飛び込みで出かけるので気持ちが高まる。

プログラム後半のマーラーの交響曲一番だけは勉強しておきたい。前回聴いたのはバーンスタイン指揮ニューヨークフィルハーモニーだったと思う。これまた第九に続いてバーンスタインを超えて行く。奇しくも生誕百年に指揮者バーンスタインを乗り越えて行く。特に一番はこちらも十代の時の体験なのでとても強い印象を残している。それだけにこの年齢になって同じ曲がどのように響くのかと思う。五番ならば苦しいところが出て来るかも知れないが一番ならばゲヴァントハウス管弦楽団も可成りに線まで演奏するような指揮も期待される。細かな内声部の動機などもしっかり読み込んでおきたい。

昨今なにかと話題の人気ブログの言いぐさではないが、「実はもう、音楽評論も、やりたくないの」という気持ちになるのは、「マイスタージンガー」の楽匠の想いや仕事ぶりを考えてしまうからだ。マーラーの交響曲のユニークさやその才気とは別に、ああした高度な文化に根差した総合芸術がそこで展開されているのかどうかどうしても比較してしまうからだ。なるほどそこには独創的な意匠や芸術の綴り方があるのだが、匠の仕事としての円熟とかその表現方法を考えるとやはりどうしても青年音楽家の作品では到底至らないものばかりだ。奇しくも先月には第九交響曲の演奏を聴いて余計にそうした思いを強く抱く。昔日本の音楽評論家に大木正興という人がいて、いつも「深い」の表現で片づけていたのを思い出す。そこで氏のスメタナ四重奏団について綴る文章を引用すると「チェコスロヴァキアの伝統では(ウィーンあたり)…それは必ずしも後期ロマン派のドイツ音楽家たちのように、音を人間全体を支配する情緒のしたたりのように考えるのではなく、…それは人間の情緒の反映と考え…」とかあり、丁度話題の独墺音楽の核とそこから東欧文化圏への境界域について触れている。これも例えばドイツでは今でも違和感の強いグスタフ・マーラーの東欧的な性格とも言えるかもしれない。勿論その逆の西欧的な性格もそこに認識される。



参照:
杖の無い爺に導かれる 2018-09-18 | 文化一般
抑制の美の厳しい激しさ 2018-10-04 | 文学・思想


[PR]
by pfaelzerwein | 2018-10-06 00:01 | 料理 | Trackback

手塩にかけるイヴェント

d0127795_23223763.jpg
塩が切れそうだった。様々な塩を使っているので、その一つの海水の塩田の塩である。それも同じ種類の顆粒と粗塩の両方があって、ミルに入っている後ろのものが無くなりかけている。同じ塩の顆粒を使っておけばよいのだが、一度料理に使い分けるとそれが無いと気分が悪い。そこでスーパーで買おうとすると、生憎同じものが切れていた。キロ当たり2.19ユーロなので通常の塩と比較しても高価ではない。それにミルで使うので、使用量も限られる。それならばと同様のものを探すと、キロ2.69ほどでキロ入りがあった。当分使える量である。

調べてみると、イタリアとクロアチアに挟まれたスロヴァニアの海岸で昔ながらの方法で干された塩だという。そもそもスロヴァニアに海があることも知らなかったが、地中海とは驚きだった。写真を見ると観光向きの絵ではなくてピランスカソルと称して本格的に塩田をやっているのが窺がえる。この価格で手作業と書いてあるので半信半疑だったが、合点が行った。地図で見ると数キロほどの国境間で、イタリアのトリストの隣だ。最近は日本などでも再び塩田の塩を高級に出しているとも聞いたが、こんなのが安く買えるとは思わなかった。これは楽しみだ。さぞかし味のコクがあるだろう。先ずは古いのを使い切って、汗を掻きながらミルの蓋を外して、詰め替えなければいけない。隣にヒマラヤの岩塩もあったが、こちらの方は黄色みがかっていたので料理を考えてみないといけない。

来週木曜日放送予定のルツェルンのコンサートにまだ残券がある。全部は到底埋まりそうが無いので、映像の映りもあろうから、アカデミーなどで配券してしまうのだろう。やはりフランツシュミットの交響曲がネックになっているようだ。実際一楽章を振り返ったが、その楽器間の受け渡しも慣れた作曲家の手練手管というよりも、楽団の中の演奏者の感覚が綴られているような感じもする。なかなか面白いのだが、詳しく音を追うだけで疲れるような音楽で、若干ブラームスの三番やシェーンベルクの受け渡しを思い出さなくもない。とても精妙だと思うが聴く方もそれだけの集中力を強いられる。その意味から決して容易な曲でもない。それがなにもヴィデオで伝わった訳でも新聞評だけでもないのだが、なんとなく総合的にそのようなイメージが社会に伝わっているのだろう。実際にここでこうして書くこともそうしたムードを助長させている。だから皆挙って高額券を買ってという事にならないのだ。そしてワンの人気などもごく一部のものだと思った。難しいプログラムにはランラン並みの客寄せパンダが必要なのだろう。但し客質が下がるのは間違いない。

さて、土曜日のシーズン幕開け二晩目が今週末に迫って来た。一体誰がそこに現われるかはとても興味深い。先ずは首相のメルケル博士夫妻、シュタインマイヤー大統領の日程が空いている方のどちらかは出て来るだろうか。そうなると外交官筋も出て来る筈だ。あとは政治家閣僚やベルリン市のお偉方だろうか?プロイセン家は一体誰が代表するのだろうか?その他の有名人どころはベルリンではどうなのかは分らない。比較対象としてはあまり良くないが、ヴィデオに残るヒットラーの誕生日を記念してフルトヴェングラーが指揮するフィルハーモニカーであろうか。観光対象でもあるヴァルトビューネなどとは違う本格的な大イヴェントになることは間違いない。



参照:
早起きはなんぼの得 2018-08-22 | 生活
逡巡もしおどきの生活 2014-12-03 | 料理


[PR]
by pfaelzerwein | 2018-08-22 23:27 | 料理 | Trackback

旨味を引き立てる香料

d0127795_19304476.jpg
毎年のように栗入りザウマーゲンを食した。ザウマーゲンと言っても小さな量なので膀胱入りだ。ザウブラーセンというのが正しいだろう。そとの包装ごと温めたので味は抜けなかったが、逆に膀胱の尿臭さが少し出た。日頃から腎臓などを食しているので気にはならないが、客人に出すときには注意した方がよい。そのままお湯につけたらそれは抜けてしまうが、味も少し出てしまう。やはり胃袋の方がいろいろな意味で有利かもしれない。とは言っても二回目以降は焼くので全く気にならない。シナの食膳風に言えば、これで膀胱も元気になる。しかし久しぶりに明け方にトイレに起きた。

ワインはいろいろさがした挙句、まだ早いのだがエティケットをナメクジにやられたウンゲホイヤーの2011年物にした。2011年産は分厚くて過熟気味で、リースリング愛好家には駄目な年なのであるが、それゆえに期待が出来ないことから後回しになっていた。初日の感じでは酸が弱まってきているので飲み頃かとも思った。充分に熟成した旨味はデキャンタ―で出てきているので、二日目以降が楽しみだ。流石にウンゲホイヤーはスパイシーさもあって分厚いだけの単調にはならない。

その前に開けた2013年のボェーイックがまだまだ酸が効いていて、熟成となっていなかったことから、もたないとされる2013年が意外に長寿しそうな印象がある。やはりリースリングは陽射しよりも、果実の健康だけで暑い年のものは駄目だとはっきりした。2003年、2005年、2011年、2015年などは駄目だ。要するに赤の良い年度である。

栗が今年は特別に大きなのが入っていて満足だった。ヴィルシングはいつもは白菜などで代用しているのだが、大振りに切って長く火を通すと思いがけない甘みで驚いた。炒めるときに若干焦がしたので残念だったが、おいしくする調理法が分かってきた。これだけ甘みが出ればナツメグが合うのは当然である。白菜の倍以上の価格だけのことはある。まだ中の柔らかい部分が残っているのでもっと上手に調理してみよう。

食事の時には、前日に生中継録音して、また翌日にDLしたヴィデオの音源などを内容確認に流した。オンデマンドからDLしたのはMP4で3時間13分で5.9Gしかないので心もとないが、動画が4000kBit/sのHDで通常のストリーミングではDL出来なかったのだが、MP4としてDL出来た。5時間ほど掛かった。やはりネット回線を良くしないと生では流れない。それでも個人的には画像は二の次なので、音声の48kサムプリング189kBit/sでは足りない。因みに生で録音したものは48kサムプリングなので3GBを超え、録画の方は11GBを超える。生放送録画は、6923kkBit/sながら画像は悪くても、44.1kサムプリングながらFLACでの音声なのでこちらはCD並みで悪くはない。

MP3ならば最低320kBit/sは欲しい。クリーヴランドの放送のアーカイヴとしてピエール・ブレーズ指揮のメシアンとラヴェル、ドビュシーのプログラムが上がっている。この放送局の面白いのはストリーミングの方がオンデマンドよりも音質を落としていることだ。

朝から頂上を目指そうかと思ったが、腰などに違和感があるのでもう一日延ばすことにした。天気も良くなりそうだ。食事さえ食べ過ぎなければ大丈夫だ。そろそろポルポーラの「ミトリダーテ」も調べておかないといけない。資料は限られていてイタリア語のリブレット以外にはあまりない。それならばモーツァルトのそれに耳を通していた方がよいかもしれない。

ミュンヘンからの中継のサイトにオペラアワードのノミネートのリンクが張られていたので書き込んだ。上から合唱は、タンホイザーの圧倒的なそれでバイエルン国立歌劇場合唱団、指揮者は更なる進化を導いたキリル・ペトレンコ、女性歌手はいまだ嘗て経験したことのない歌唱を聞かせてくれたエルモネーラ・ヤホ、演出家にザルツブルクでのピーター・セラーズ、男性歌手にはこれまた高度に歌詞の響きを追及した歌唱のクリスティアン・ゲルハーエル、制作は「タンホイザー」か迷ったが、想定を超えた大反響ということで「三部作」、管弦楽は今回も未知の領域へと大きな進化を披露したバイエルン国立歌劇場管弦楽団、若手歌手にはザルツブルクでの名唱と「ばらの騎士」での口パクを聞いたゴルタ・シュルツとした。このブログで言及したことばかりである。



参照:
胃袋がザウマーゲンに 2012-12-27 | 料理
倭人を名乗るのは替え玉か 2016-07-04 | 歴史・時事
圧倒的なフィナーレの合唱 2017-06-05 | 音

[PR]
by pfaelzerwein | 2017-12-25 19:35 | 料理 | Trackback

腕次第で高くつくかも

d0127795_3153054.jpg
先週末に開けたシュペートブルグンダーの印象を書き留めておこう。クリストマン醸造所のオェールベルク2011年である。購入直後に開けて満足しており、恐らくそれ以上に今回は満足した。風味がより強く出ていて、薬草やら藁などに2011年の果実風味が乗っていて高級感があった。25ユーロ以上出しているので、フランスのピノノワールでも近いものはあるかもしれないが、ドイツの可憐さがフランスのそれよりも品が良いかもしれない。ヴィンテージからして大手を挙げて称賛することはできないが、この程度の年度でこれだけの飲み甲斐があるのは見事だと思う。

食事に牛フィレのシュタインピルツソースを合わせた。いつものように残っていたコーヒークリームを入れたので固まってしまったが、味自体は最も美味いキノコの味がよく出ていて高級感溢れた。高級キノコもバリバリ食そうと思うと高くつくが、ソースにするぐらいの量ならば牛フィレよりは大分安い。

ブルックナー作曲交響曲七番ホ長調のお勉強は続いている。Youtubeにある録音等を聞き比べて適当に比較をして終わらせようと思った。それが益々良い録音を見つけて、楽曲への理解が深まって、簡単に終わりそうになくなった。最初から目星をつけていたブルックナー協会ドイツ支部長だったオイゲン・ヨッフム指揮でも数種類見つかった。EMIから出ているドレスデンのシュターツカペレの演奏が一筋縄ではいかなくなった。それ以前のベルリンでのDG録音を聞いている暇がなくなってしまった。しかし金曜日に聞くブロムシュテット指揮バムベルク響の演奏がお粗末過ぎるのでせめてゲヴァントハウス管弦楽団はそれ以上の演奏をしてくれないことには何をお勉強しているのか分からなくなる。だから私は超一流の指揮者で超一流の管弦楽団の演奏会しか行きたくないのである。全てが無駄になるからである ― シュターツカペレを振ったものが見つかったのでそれを聴くと、ブロムシュテット指揮のブルックナー演奏実践は、ヴィーナーフィルハーモニカ―では到底演奏出来ない程度のものだと徐々に分かってきた。



参照:
原発警備強化の物的根拠 2016-03-26 | ワイン
ブルックナーの真価解析 2013-12-17 | 音
ブルックナー交響楽の真意 2017-05-08 | 音
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-10-26 03:15 | 料理 | Trackback

阿呆のメニューを公開

d0127795_2122727.jpg
独日協会でいつものアジアンレストランに久しぶりに出かけた。メニューが一部新しくなっているようで、そのコースの名称が日本の主要都市名になっていて思わず一つ一つ眺めてしまった。

大阪はなんと江戸前と巻の詰め合わせで、横浜が巻だけ、浜松は鰻ではなく、なにがなんだか分からない ― 左下の赤味と鉄火は神戸だったと思う。語感で決めたのだろうが、一人でも日本を知っていればあり得ないことだ。まさしく「なんちゃって日本食」なのだが、これで満足しているような日本の人もいるのである。

結局今回は何を注文したかといえば焼き鳥のサテとキャリフォルニアロールの半サイズ、ピルツナーとヴァイツェンでチップを入れて18ユーロだった。駐車料を入れて22ユーロであった。22ユーロ出せば自宅でなくても美味いものがどこでも食せて、満足度が異なる。少なくとも同じ距離だけ走ればスパイヤーのヴェトナム料理も食せて、遥かの繊細で上品なお味だ。

勿論自宅で食せば22ユーロの中で高級リースリングを半分ぐらい飲み干せるので、全くその質の差は貧民と王様の差ほどの食品の質の差がある。何も外食を否定はしないが、何か訳の分からないような連中が作って、訳の分からないような給仕のそれに金を払おうというのはやはり阿呆としか思えない。そう言えば先日ダールマイーアのカフェーで食したものも25ユーロだったが、味覚の上質感も給仕のプロフェッショナル性も全く異なる。

マンハイムから帰って来て煎茶を入れて就寝した。夜中に目が覚めた。二度寝になって、朝寝してしまった。前日は運動出来なかったので、太もも辺りに違和感があった。恐らくエコノミー症候群の兆候だと思う。出来るだけ走ったりして気を付けているつもりなのだが、座っている時間が長くなり、水分の取り方などに拠るのだろう、若干具合が悪い。慢性的なものではないが、やはり症状が出ると気持ち悪い。

限られた時間の中で運動して、オペラやコンサートの準備でお勉強などをしていると、指揮者キリル・ペトレンコではないが貴重な時間を邪魔してくれるなと言う気持ちになる。特に集まりは別にして、つまらないものに金まで払って食事をして、満足感も得られないとなると一体どうしてくれるというような気持になる。人生の無駄であり、そこから得られるものも全くないのだ。そのようなことで寝起きもとても悪かった。



参照:
絵に画いた牡丹餅 2007-03-18 | BLOG研究
欧州からみる和食認証制 2006-11-03 | 料理
なんちゃって日本食を体験 2010-12-15 | 料理
たらふく食べれる中華和食 2011-02-16 | 料理
テンプーラペラペラ 2011-10-20 | 料理
新年会の食事あれこれ 2012-01-20 | 暦
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-10-19 21:24 | 料理 | Trackback

棒々鶏のエストラゴンソース

シャムパーニュ風棒々鶏を再び試した。元のレシピーが見つからなくなってからもう一つ上手くできないようになっていた。その辺りを注意してソースを作った。サラダネタが今一つだったが充分に楽しめた。

そこで開けたワインは、フォン・ジンメルン醸造所のバイケンだ。2016年は比較的良さそうなラインガウのワインであるが、これも若干濃いめの造りでアルコールも12.5%と決してサマーワインではない。それでもソースに料理用リースリングを入れるにしても、マヨネーズも和えるのでやはりしっかりしたリースリングの方が良いと考えた。

実際、以前のホッホハイムのキュンストラ―醸造所2015年「ホェーレ」も濃いめだったが、2016年は優しくも芯がある。林檎などの味が甘く感じさせるが、最後には木質の味が出て本格区的な辛口造りとなっている。

ロズマリンポテトチップの為にグリルしたので、食事時には汗を掻いたが、それでも楽しい食事となった。但し、ソースを作るパンと下からのグリルの熱気で、コンロの切り替えスイッチが膨張して動かなくなった。仕方がないのでヒューズを落としたが、パイロットラムプは消えても電気が流れ続けているようで一向にコンロが冷えない。そこで並びの冷蔵庫以外の厨房のヒューズを全部落として冷やした。予想通り冷えてからスイッチが駆動した。外気温が高いと調理も覚悟がいる。

朝の車中のラディオが伝えていたように、アウトバーンでは一部時速80Km規制となっている。理由は古いコンクリート層が捲れ上がって危険だからである。所謂ブローアップと呼ばれる現象である。そのような暑さである。 シャワーを浴びて早めに床に就いた。夜中に目を覚ますと窓外は少し冷えて来ていたので、熟睡のために寝室の窓を閉めて就寝した。

ワイン祭りの売をしていた人に聞いた。金曜日の午前二時の終了と共に町から出る車の一斉検問があったようだ。初めて聞いたが、事故を予防する意味からは価値があるだろう。しかしそもそも売店に立っていない限りの人は皆殆んど泥酔に近い筈だ。そこまで読んでいた人は隣町に車を止めて30分ぐらいは歩いてきている筈だ。泥酔しているとそこまで歩けない。



参照:
ワインに合うパリ風棒々鶏 2016-05-24 | 料理
寝る子は育つ肌寒い日々 2010-08-17 | 暦
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-06-22 22:47 | 料理 | Trackback

鮒ずしには白ワインが最高

d0127795_22221437.jpg
先達て鮒寿しを持ってきて貰った。大津の老舗から取り寄せたものだ。送料込みで僅か一匹で4000円もした。昔は樽漬けのようなものしか知らなかったが、スライスして麹に包んであって真空包装してある。そもそも昨年もクサヤを持ってきて貰ったように熟れものに関心が出てきたからだ。一つには不味い世界的に有名になった現在の寿司に飽き飽きしたからで、本物の寿司が欲しくなったからである。

昔貰いものとして冷蔵庫にあったそれを子供が好む筈がなく、今こうして食すると子供にはもったいないと思った。チーズでもなんでも同じだが、ある程度味が分かって来ると熟れものに走るようになるのは世界共通しているようだ。チーズでも青二才にはあまり熟れていないものしか好まない。

いざ開いてみると恐れたような異臭は無く、その乳酸もザウワークラウトよりも遥かに穏やかだ。つまんでみて感じるのは子持ちの鮒であっても思った以上に身が引き締まって硬いことである。これでは歯が確りしていないと到底食せない。だから食する年齢層が限られる。関西では、鮒ずし云々宣うようなのは爺と決まっていたが、まさか彼らが健康な歯を持っていたとは思えないので、燗に浸けてハグハグして噛んでいたのだろうか?所謂働き盛りの男向きだろうか。お茶漬けにしても汁に入れても良いようだが、価格が価格だけに勿体ない。

価格のこともあるので、いつもとはいかないが一年に一度ぐらいは食してみたいものである。製造者やその方法、原材料、大きさと価格などをもう少し調べてみて、更にお得で美味いものは見つからないか探してみたい。ワインやチーズと同じでこれだけでも充分に楽しめるのだが更に違いが分かるようになると面白いだろう。身の締まり具合も原料や製造法にもよるのだろう。

もう一つ秋田から持ってきて貰ったものはネットで調べたちょろぎという名産品である。調べてみると球根のようで、そういえば御節であったような気がする。しかしこうして漬物として食するのは初めてだった。鮒ずしもちょろぎも中国から渡って来たというのは分かっても、そして鮒ずしが近江で定着したのは分かっても、なぜちょろぎが秋田で定着しているのだろう。お味の方は紫蘇漬けの方はかりこりとして歯もろさを楽しめた。

食文化となるとやはり昨年のクサヤも合わせて、関西の方が遥かに程度が高いと思うが、こうした山のものとか材料によっては東北のものも嬉しい。勿論ガッコも持ってきて貰ったのだが、こちらの方も恐らく元々は囲炉裏の上で燻されたのだろう、欧州では極一般的な燻製と漬物が合わさったものとしてその独自の地域文化を感じさせて、只の観光用名産に思わせないところが嬉しい。

神戸のイカナゴのくぎ煮にしても家庭ごとのレシピーがあるというから、そもそもそうした名産ではないのだが、懐かしい人には懐かしいというようなものなのだろう。醤油で煮つけてあるので、勿論近江の鮒ずしにはその文化程度は到底かなわない。そしてリースリングに合うのも鮒ずしだ。

今回はレープホルツ醸造所のオェコノミラートとフォンジムメルン醸造所のバイケンに合わせてみたが全く問題が無かった。更に上手く合わせることも可能だろうが、少なくともビールのおつまみのような安物の味ではないので高級なワインが合う。吟醸酒も良いのだろうが、リースリングでもこれだけ合うのだから、考えられないほど合う白ワインが見つかる筈だ。因みに納豆は美味いのだが、リースリングの酸に反応するので合わせるのは難しい。

こうした鮒ずしを試すと、最初から想定していたようにもはやどのような新鮮なネタであっても江戸前などは如何に野卑でつまらない食事だということが実感できるだろう ― あんなものは船縁で捌いて塩水で濯いだものを口に入れるに等しい。正直醤油を浸けなければ下痢するような生ものなどには、その食文化程度から、うんざりするようになっている。



参照:
モンサント買収の意味 2016-05-26 | アウトドーア・環境
MACアドレスの安全策 2016-05-25 | テクニック
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-06-01 22:24 | 料理 | Trackback

2015年産の売れ残りを購入

ナーヘのシェ―ンレーバー醸造所に試飲に行った。例年は秋に行くのだが、今年は都合が悪そうなので、予約価格でグローセスゲヴェックスを注文出来ることでもあり、先ずは駆けつけた。ジュニア―の家族が増えたこともあり立派な新居が出来ていた。所謂二世代家族が同じ敷地に住むという日本にあり勝ちな家族環境である。流石に屋根だけは別になっている。未だに先代が醸造所で権威を保っているからだろう。

その先代に霜被害の話をすると、「それは止めて2016年を楽しもう」と言うので、そのダメージの大きさを窺い知れた。実はその前に先代の奥さんと話していて事情はよく分かっていたのだ。斜面御中腹がやられていて、ハレンベルクは全滅している。そのあとの芽が果実をつけるかどうかは分からないという。バーデン・ヴュルテンベルクでは、ワインと果実栽培の被害を補償するとあったが、ランプファルツも珍しいほどの大きな被害となったようだ。

先代の奥さんに歓迎ゼクトについて尋ねると、最後の瓶詰め以外は完全にシャンパーニュ方式であることが分かった。するとその価格が極安であることが分かって、二本購入しておいた。じっくり一本呑んでその評価をしてみたい。

我々のすることは、いいワインを早めに購入しておくことで、少々財布のひもを緩めても購入しておくことが、業者に儲けさせるのではなく、醸造所も助けることになるのではなかろうか。さて、2016年の出来はどうだったか?

正直、酸が効いていない。水っぽく、想定したような果実風味も少ないのはナーヘでは仕方がないのかもしれない。そこで見直されたのが売れ残っていた2015年産である。この日のヒット商品は、2015年「ハルガンツ」だった。昨年の秋の試飲時にはまだ買えなかったが、こなれて来ていて、その濃くが素晴らしく、殆んど「ハレンベルク」のように楽しめる。二年ぐらいかけて楽しむか、購入してした「ヘレンベルク」のパイロットワインとなろう。

それに比較すると、2016年のそれは水っぽく中抜けしたような塩梅だ。酸も薄く、飲み易いが本当に楽しめるリースリングとはなっていない。それ故にどちらかというと、「ミネラール」や「ハルガンツ」、「ハレンベルク」の方が「レンツ」や「フリュータウ」、「フリューリングスプレッツヘン」よりも楽しめる。逆に力が弱いので、樽試飲の「フリューリングスプレッツヘン」のミネラル味は、開花した時の楽しみを期待させた。その意味ではオークションワインの「アウフデアライ」における塩味は秀逸だった。

総論すると、ナーヘにおける2015年は決して悪い年ではなかった。酸も充分で、下位のワインでも将来性がある。逆に2016年は上位のワインでもそれほど長い保存は考えない方が良いワインである。

ザールから来た夫婦と最後まで話していたのだが、ザールワインよりもデーノッフ醸造所の方が美味いということで、またファン・フォルクセム醸造所が2013年以降良くなったことも知らなかった。灯台下暗しのようである。

何時ものアールのアデノイヤー醸造所の最高級のGGシュペートブルグンダー2012を飲ませてもらったが、初めて満足のいく赤だった。上の夫婦はナーヘの赤には懐疑的だったが、これは出汁に合う赤ワインと理解した。33%の樽以上にシーファーの味がにじみ出していた。



参照:
検問逃れの試飲会帰り 2016-09-11 | 試飲百景
雨のナーヘの谷を回遊 2014-09-14 | 試飲百景
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-05-07 05:31 | 料理 | Trackback

今年も栗入りザウマーゲン

d0127795_22443457.jpg
何時ものように栗入りのザウマーゲンを食す。付け合わせには緑のヴィルシングと思って見ると白菜の倍の価格だったので、白菜にして、マッシュポテトの代わりにコメを炊いておいた。白菜は炒めて茸を混ぜてじっくり煮込んだだけいい味になった。どうせザウマーゲンを温めるには一時間以上お湯に浸けておかなければいけない ― 四人家族ならば膀胱ではなく本当に胃に入れた二キロ大ならば更に時間が掛かる。米も一時間ほど掛かるので、いい具合にパンを千切ってワインが開くまでに試飲と称して口をつけるのとで、丁度都合よく時間が流れる。男の料理にはオードブルが欠かせない。

また何時ものようにワインはイエズイーテンガルテンを開ける。前日の魚類には2010年ウンゲホイヤーを開けた。両方ともフォン・ブール醸造所のものである。ウンゲホイヤーは余っていて比較的安かったので二三本買った筈だ。酸が突出する年度だったので保存には問題ないと思ったからである。最初から最後までそれほど悪くはなかった。糖が数時間経つと分離傾向になるが、この年のものとしては秀逸だ。勿論驚くほど綺麗に熟成していたレープホルツ醸造所のガンツホルンとは比較にならないが、ビュルクリン・ヴォルフ醸造所のカルクオーフェンよりも良かったかもしれない。最初開けた早々はぺトロール香のようなものを感じたが直ぐにそれも飛び、杏子系の味筋が中々美味である。ただしそれが魚類の食事に求めたいミネラル風味としてそれほど強く感じないのは一度は名門復活しかけたあの醸造所の技術的な限界だったろう。

兎に角、満腹で飲みたいだけ飲んだ。リースリングは今一つだったが、久しぶりに腹一杯食した。そして夜中の三時に目が覚めた。あまり眠っていない、そして朝寝した。太ももや脹脛がなぜか疲れている、腰が張っているのは韋駄天走りの為と分かるのだが、太ももなどは後ろ側の張りを除いて久しく前側には疲れはなかったものだ。理由は分からないが膝が良くなってきているので動きが変わって来ているのだろうか。

年末年始過ぎには一度試し滑りに行かなければいけない。喉が若干腫れ気味である。暖かくなってきた今が危ない。体温の調整も難しい。あれだけ栄養を摂ったのだから簡単に風邪をひいてしまうようでは困る。早朝は歯茎が腫れ気味で問題の歯間から血が滲み出ている感じがあった。そして歯がぐらぐらしている感じだったが、もうひと眠りすると歯も確りしていて調子が良くなった。



参照:
天晴熟成10年産ガンツホルン 2016-08-25 | ワイン
栗ザウマーゲンのXマス 2014-12-27 | 暦
晩餐の為の運動の朝 2016-12-26 | 料理
[PR]
by pfaelzerwein | 2016-12-26 22:44 | 料理 | Trackback