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クリスマスマーケットなんて

月曜日の夕刻第一報が入って来た。日本のネットのサイトからだった。テロとか何かに飛びつくのは日本のマスメディあの頭の悪い外信局の連中のお得意である。要するに事の大小を審査しないでも流しておけばお仕事となるからだろう。自己取材やその内容の吟味などが出来る語学能力が無くても構わないからである。要するに日本のマスメディアは大衆報道のスキャンダル報道を専門としているジャ-ナリスト気取りの有象無象の社員しか就業していないことの証明である。

とは言いながら事件の波及が気になるのでネットを見ると直ぐにYOUTUBEで現場の状況が流れていた。とても落ち着いていて、通常の交通事故と変わらないほどの雰囲気で安心した。そもそも西ベルリンの象徴だったあの教会の前の広場に屋台を並べているようだが、嘗てとは違って西側のショーウィンドーのクーダムの始まりの感も無い寂れたような場所で、人通りも場所が広いだけにそれほどではない。それが十年ほど前に向かい側のホテルに宿泊した時に感じた印象で、嘗ての面影は全くない。そのような場所であるから車止めの規制も大したものではなく ― フランクフルトでは事件を受けて規制などを張らずにソフトターゲットにはソフトで挑むとFAZは伝えている ―、犯人は敢えて寂れた場所を狙ったのだろうか?

翌日のラディオでは犯人はパキスタン人の身分証明書を所持していたが本人かどうかなども分からないようで、爆弾などは所持していなかったのだろう。ああした事件が連続で起こると怖いのだが、最初から落ち着いた雰囲気だったのはその状況に何か相違があったのだろうか。ニースで起こったような大変な人通りもないところでああした犯行を行う感覚が最初から外れているということなのだろうか。

ベルリン特派員からの報告を受けての番組での話は、こうした事件に対して「我々西欧の生活感とか価値観を守る」ためにも、こうしたそれを狙う犯行には怖気づいてはいけないという感想をSWRの記者が話していて驚いた。正しくポピュリズムのAfDなどとの考え方と殆んど変わらない発想だ。怖いと思う人はクリスマスマーケットなどには行かなければよい訳で、態々人ごみに出て、グリューヴァインで体を温めて事件に巻き込まれるならば本望とでも言いたいのだろうか?なるほど理不尽な攻撃であって、それに対しては怒りを禁じえないとしても、クリスマスマーケットなどはどうでもよいことなのである。

人出が無いと経済に悪影響を起こすという口実ならよいが、ああした犯行に対してキリスト教の価値観とか文化とかをぶつけていくのは馴染まないのである。そもそもあの連中が反キリストで行動している訳でもないのは確かなのだ。あの連中に、そうした思想的な基盤があり、ある秩序をもって攻撃対象を選別しているようならば話はとても容易である。

英語圏のメディアとは異なってベルリン市民やドイツのメディアや西欧がフランスを除いてはこうしたことに冷静に反応するのはまさにそこにあるのであって、理不尽な連中になんだかんだといっても始まらないからである。やはり一方ではスキャンダルマスメディアといわれるようなものを使って物事への反応をエスカレートさせようとしている輩がいるということでもあろう。



参照:
深圳からの直送便 2016-09-29 | 生活
過剰反応の醜聞報道 2016-01-14 | マスメディア批評
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by pfaelzerwein | 2016-12-21 05:49 | マスメディア批評 | Trackback